ぐっばい ぐっばい 歌詞 ピーター ふりがな付

夢ゆめを破やぶいて夜中よなかの電話でんわ
彼かれの肩越かたごし受話器じゅわきを取とれば
胸むねに突つき刺さす重おもいダミ声ごえ
それはあいつの声こえだった

明日あした暇ひまかと聞きく前まえに
一言ひとこと忘わすれていないかい
ここにいりゃいいとつくしてあげても
気取きどってある朝あさぐっばいしたくせに
あいつ帰かえってきやがった
悪わるい予感よかんはよく当あたる
あいつ帰かえってきやがった
未練みれんっていう名なのだだっ子こを
どこかに預あずけなきゃ

髪かみを直なおすと彼かれに嘘うそつき
一いち年ねんぶりにあいつと会あった
ちょっとやつれたうつむき顔かおに
あたしちょっぴり驚おどろいた

おまえいなくちゃだめだよと
水割みずわりダブルがまわる頃ころ
ぽつりとあいつにささやかれたのさ
二人ふたりでお店みせを初はじめてみないかと
あいつ帰かえってきやがった
心こころがからだをくどくのさ
あいつ帰かえってきやがった
やっぱりあたし惚ほれてるね
女おんなは弱よわいのさ

だけどあいつはもういない
目覚めざめたベッドのぬけがらに
一いち年ねんぶりの涙なみだを流ながしゃ
ぐっばい ぐっばい あいつの声こえがする
あいつ悪わるい男ひとじゃない
夢ゆめを見みせてはすぐ消きえる
あいつ悪わるい男おとこじゃない
愛あいされたふりがつらくても
あたしにゃ恋こいだった