風かぜに揺ゆれた草原そうげん
土つちの匂におい満みちる大気たいき
雨あめのしずくに光ひかりが落おちて
空そらとそらをつなぐ虹にじの橋はし
"懐なつかしい"その気持きもちの理由りゆうを
大人おとなになったら忘わすれてしまうの
胸むねを締しめ付つけるような切せつなさは
遠とおくからのメッセージ
深ふかい意識いしきの奥おくで
覚おぼえている確たしかなもの
それはいのちが与あたえた記憶きおく
きっと誰だれもが知しっていること
あとからあとから溢あふれ出だして
理屈りくつを洗あらい流ながすこの涙なみだを
どうか拭ぬぐわずにいて
すべてに溶とけてゆくよ
まわり続つづけている世界せかいの上うえで
型かたにはまって動うごけないわたしの
その足あしに絡からみ付つくものなど
いつのまにか 解とけて ―
耳みみを塞ふせいでも聴きこえる
風かぜの音おと 草くさのざわめき 大地だいちのメロディ
感かんじて 重かさねて 誰だれかの記憶こえ
届とどいてる
風kazeにni揺yuれたreta草原sougen
土tsuchiのno匂nioいi満miちるchiru大気taiki
雨ameのしずくにnoshizukuni光hikariがga落oちてchite
空soraとそらをつなぐtosorawotsunagu虹nijiのno橋hashi
"懐natsuかしいkashii"そのsono気持kimoちのchino理由riyuuをwo
大人otonaになったらninattara忘wasuれてしまうのreteshimauno
胸muneをwo締shiめme付tsuけるようなkeruyouna切setsuなさはnasaha
遠tooくからのkukaranoメッセmesseージji
深fukaいi意識ishikiのno奥okuでde
覚oboえているeteiru確tashiかなものkanamono
それはいのちがsorehainochiga与ataえたeta記憶kioku
きっとkitto誰dareもがmoga知shiっていることtteirukoto
あとからあとからatokaraatokara溢afuれre出daしてshite
理屈rikutsuをwo洗araいi流nagaすこのsukono涙namidaをwo
どうかdouka拭nuguわずにいてwazuniite
すべてにsubeteni溶toけてゆくよketeyukuyo
まわりmawari続tsuduけているketeiru世界sekaiのno上ueでde
型kataにはまってnihamatte動ugoけないわたしのkenaiwatashino
そのsono足ashiにni絡karaみmi付tsuくものなどkumononado
いつのまにかitsunomanika 解toけてkete ―
耳mimiをwo塞fuseいでもidemo聴kiこえるkoeru
風kazeのno音oto 草kusaのざわめきnozawameki 大地daichiのnoメロディmerodi
感kanじてjite 重kasaねてnete 誰dareかのkano記憶koe
届todoいてるiteru