世界せかいができたばかりの頃ころ 空そらがまだ青あおかった頃ころ
緑みどりができたばかりの頃ころ 虫むしが生うまれたばかりの頃ころ
そんな話はなしを聞きいた頃ころ 私わたしがまだ幼おさない頃ころ
人ひとの内側うちがわは壊こわれやすい とても美うつくしいものだから
音おとを立たてないように 息いきを殺ころして そっとして
人ひとの内側うちがわは見みえないね とても暗くらいところだから
誰だれにも見みつからないように 臉まぶたを閉とじて そっとして
嘘うそをついて泣ないたこと 人ひとを傷きずつけてしまったこと
愛いとしい人ひとに出会であえたこと そして別わかれの時ときのこと
そんなことを忘わすれてしまう 私わたしは弱よわい人ひとだから
人ひとの内側うちがわは揺ゆれている いつも風かぜが吹ふいてるから
窓まどを開あけないように 動うごいてはダメ じっとして
人ひとの内側うちがわは淋さびしいね 誰だれも訪たずねて来こないから
誰だれかに気きづいて欲ほしいのに 膝ひざを抱かかえて じっとして
人ひとの内側うちがわは壊こわれやすい とても美うつくしいものだから
音おとを立たてないように 息いきを殺ころして そっとして
人ひとの内側うちがわは見みえないね とても暗くらいところだから
誰だれにも見みつからないように 臉まぶたを閉とじて そっとして
世界sekaiができたばかりのgadekitabakarino頃koro 空soraがまだgamada青aoかったkatta頃koro
緑midoriができたばかりのgadekitabakarino頃koro 虫mushiがga生uまれたばかりのmaretabakarino頃koro
そんなsonna話hanashiをwo聞kiいたita頃koro 私watashiがまだgamada幼osanaいi頃koro
人hitoのno内側uchigawaはha壊kowaれやすいreyasui とてもtotemo美utsukuしいものだからshiimonodakara
音otoをwo立taてないようにtenaiyouni 息ikiをwo殺koroしてshite そっとしてsottoshite
人hitoのno内側uchigawaはha見miえないねenaine とてもtotemo暗kuraいところだからitokorodakara
誰dareにもnimo見miつからないようにtsukaranaiyouni 臉mabutaをwo閉toじてjite そっとしてsottoshite
嘘usoをついてwotsuite泣naいたことitakoto 人hitoをwo傷kizuつけてしまったことtsuketeshimattakoto
愛itoしいshii人hitoにni出会deaえたことetakoto そしてsoshite別wakaれのreno時tokiのことnokoto
そんなことをsonnakotowo忘wasuれてしまうreteshimau 私watashiはha弱yowaいi人hitoだからdakara
人hitoのno内側uchigawaはha揺yuれているreteiru いつもitsumo風kazeがga吹fuいてるからiterukara
窓madoをwo開aけないようにkenaiyouni 動ugoいてはitehaダメdame じっとしてjittoshite
人hitoのno内側uchigawaはha淋sabiしいねshiine 誰dareもmo訪tazuねてnete来koないからnaikara
誰dareかにkani気kiづいてduite欲hoしいのにshiinoni 膝hizaをwo抱kakaえてete じっとしてjittoshite
人hitoのno内側uchigawaはha壊kowaれやすいreyasui とてもtotemo美utsukuしいものだからshiimonodakara
音otoをwo立taてないようにtenaiyouni 息ikiをwo殺koroしてshite そっとしてsottoshite
人hitoのno内側uchigawaはha見miえないねenaine とてもtotemo暗kuraいところだからitokorodakara
誰dareにもnimo見miつからないようにtsukaranaiyouni 臉mabutaをwo閉toじてjite そっとしてsottoshite