花はなは桜木さくらぎ 男おとこは度胸どきょう
失なくしちゃいけない心意気こころいき
咲さけば散ちり 散ちりて咲さく
諸行無常しょぎょうむじょうは世よの習ならい
せめて男おとこは 潔いさぎよく
生いきてゆきたい 花はなのよに
月つきにうす雲ぐも 女おんなに愛嬌あいきょう
はじらう風情ふぜいが美うつくしい
出逢であい去さり 去さりて会あい
恋こいのゆくえは風かぜしだい
惚ほれたこころに 背せを向むけて
旅たびに出でたのも 月つきの夜よる
雪ゆきに山茶花さざんか 人ひとには夢ゆめと
ふたつが並ならんで人生じんせいさ
酒さけに酔よい 酔よいて酒さけ
しばし浮世うきよを漂ただよいて
夢ゆめのあと先さき 巡めぐらせば
季節きせつ名残なごりの 春はるの雪ゆき
花hanaはha桜木sakuragi 男otokoはha度胸dokyou
失naくしちゃいけないkushichaikenai心意気kokoroiki
咲saけばkeba散chiりri 散chiりてrite咲saくku
諸行無常syogyoumujouはha世yoのno習naraいi
せめてsemete男otokoはha 潔isagiyoくku
生iきてゆきたいkiteyukitai 花hanaのよにnoyoni
月tsukiにうすniusu雲gumo 女onnaにni愛嬌aikyou
はじらうhajirau風情fuzeiがga美utsukuしいshii
出逢deaいi去saりri 去saりてrite会aいi
恋koiのゆくえはnoyukueha風kazeしだいshidai
惚hoれたこころにretakokoroni 背seをwo向muけてkete
旅tabiにni出deたのもtanomo 月tsukiのno夜yoru
雪yukiにni山茶花sazanka 人hitoにはniha夢yumeとto
ふたつがfutatsuga並naraんでnde人生jinseiさsa
酒sakeにni酔yoいi 酔yoいてite酒sake
しばしshibashi浮世ukiyoをwo漂tadayoいてite
夢yumeのあとnoato先saki 巡meguらせばraseba
季節kisetsu名残nagoriのno 春haruのno雪yuki