beautiful 歌詞 坂本美雨 ふりがな付

香かおり立たつ煙けむりが誘さそう 懐なつかしい部屋へや。
守まもるべきまぼろしに 彩いろどられていった。
君きみを思おもい出だす鍵かぎを 捨すて去さる時ときがきたら
此この手てに触ふれるものは 全すべて粉々こなごなになった。
変かわりゆく世界せかいの奥おくに 月つきが残のこした傷きずのように
開ひらく手ての中なか 残のこるのは 崩くずれてゆく 君きみの欠片かけら
この身体からだの何処どこかに そっとしまった景色けしき。
からっぽの庭にわに 息いきづく花はなの命いのち。

君きみの放はなつ言葉ことばが いつか消きえゆくとしても
薄うすれてく記憶きおくさえも 手放てばなすほど強つよく。
欲ほしいものが 見みつからない
見みえるものはもういらない
さがしてた君きみの 視界しかいの中なかは いたくてことばにならない
いつか こわれてく幻まぼろし 碧あおい洞どうくつに捨すててく
開ひらく手ての中なか 残のこるのは 光ひかる 君きみの欠片かけらでした
欲ほしいものが 見みつからない
見みえるものはもういらない
さがしてた君きみの 視界しかいの中なかは いたくてことばにならない