水辺みずべに咲さく青あおい花はなを 摘つんであげようか
名なも知しらない小ちいさな花はな 心こころをうばわれて
僕ぼくには何なにもないけど 君きみが望のぞむなら
出来できることはどんな事ことも 厭いといはしないから
今いますぐその手ての中なかに 摘つんであげましょう
湖みずうみは雨あめにけむり 足元あしもとが見みえない
逸はやる胸むねの高鳴たかなりは おさえること出来できない
掴つかんだ花はなを握にぎり 体からだは宙ちゅうに舞まう
哀あわれな若者わかものは 水みずに沈しずんでゆきながら
「僕ぼくのことを決けっして忘わすれないで」と花はなをかざす
見守みまもる少女しょうじょの前まえで 若者わかものは水みずに沈しずみながらも
さし出だす少女しょうじょの手てに 花はなをしっかり渡わたした
水辺みずべに咲さく青あおい花はなは 若者わかものの想おもいを
今いまもそっと伝つたえるため 咲さいているのだろう
(水辺みずべに咲さく青あおい花はな 若者わかものの想おもいを伝つたえるため
今いまでも清きよらにそっと 咲さいているのだろう)
今いまもそっと伝つたえるため 咲さいているのだろう
水辺mizubeにni咲saくku青aoいi花hanaをwo 摘tsuんであげようかndeageyouka
名naもmo知shiらないranai小chiiさなsana花hana 心kokoroをうばわれてwoubawarete
僕bokuにはniha何naniもないけどmonaikedo 君kimiがga望nozoむならmunara
出来dekiることはどんなrukotohadonna事kotoもmo 厭itoいはしないからihashinaikara
今imaすぐそのsugusono手teのno中nakaにni 摘tsuんであげましょうndeagemasyou
湖mizuumiはha雨ameにけむりnikemuri 足元ashimotoがga見miえないenai
逸hayaるru胸muneのno高鳴takanaりはriha おさえることosaerukoto出来dekiないnai
掴tsukaんだnda花hanaをwo握nigiりri 体karadaはha宙chuuにni舞maうu
哀awaれなrena若者wakamonoはha 水mizuにni沈shizuんでゆきながらndeyukinagara
「僕bokuのことをnokotowo決kextuしてshite忘wasuれないでrenaide」とto花hanaをかざすwokazasu
見守mimamoるru少女syoujoのno前maeでde 若者wakamonoはha水mizuにni沈shizuみながらもminagaramo
さしsashi出daすsu少女syoujoのno手teにni 花hanaをしっかりwoshikkari渡wataしたshita
水辺mizubeにni咲saくku青aoいi花hanaはha 若者wakamonoのno想omoいをiwo
今imaもそっとmosotto伝tsutaえるためerutame 咲saいているのだろうiteirunodarou
(水辺mizubeにni咲saくku青aoいi花hana 若者wakamonoのno想omoいをiwo伝tsutaえるためerutame
今imaでもdemo清kiyoらにそっとranisotto 咲saいているのだろうiteirunodarou)
今imaもそっとmosotto伝tsutaえるためerutame 咲saいているのだろうiteirunodarou