この夜よるが明あける頃ころには 君きみを連つれてこの街まちを出でる
捨すて猫ねこの様ように寒さむさに震ふるえて 誰だれも皆みんな何なにかを待まつだけ
そうさ何なにも落おちちゃいない このままじゃ失うしなうばかりさ
さあ君きみの小ちいさな肩かたを 離はなさぬ様よう この海うみを渡わたろう
吹ふきつける雨あめにも負まけず 僕ぼくらの夢ゆめと 幸しあわせのコウカイ
やがて嵐あらしも消きえてなくなり 海うみの向むこうに求もとめる場所ばしょが
君きみの喜よろこぶ顔かおがうれしくて 転ころがる夢ゆめに目めを奪うばわれてる
いつしか僕ぼくは繋つないでた手てを 離はなしたことも気きづかなくなってた
あの頃ころ憧あこがれたこの夢ゆめの為ために 本当ほんとうに君きみが必要ひつようとしたもの
この手てを離はなれ 流ながされて行いく 僕ぼくをここに残のこしたまま
捨すて猫ねこだった 凍こごえそうだった 何なにもなかった ただ君きみが居いた
そして僕ぼくは壊こわれかけのこの船ふねで いつかの様ように風かぜ吹ふくのを待まって
流ながれ行いく暮くらしに安やすらぐ度たびに 癒いえる事ことなき赤あかく開ひらく傷きずを
情なさけなくなる程ほどのつくり笑顔えがおの中なかに 見みえぬ振ふりして逃にげそうになるけど
次つぎの向むかい風かぜに迷まよわず行いかなきゃ この風かぜが生うまれる何なにもないあの場所ばしょへ…
このkono夜yoruがga明aけるkeru頃koroにはniha 君kimiをwo連tsuれてこのretekono街machiをwo出deるru
捨suてte猫nekoのno様youにni寒samuさにsani震furuえてete 誰dareもmo皆minna何naniかをkawo待maつだけtsudake
そうさsousa何naniもmo落oちちゃいないchichainai このままじゃkonomamaja失ushinaうばかりさubakarisa
さあsaa君kimiのno小chiiさなsana肩kataをwo 離hanaさぬsanu様you このkono海umiをwo渡wataろうrou
吹fuきつけるkitsukeru雨ameにもnimo負maけずkezu 僕bokuらのrano夢yumeとto 幸shiawaせのsenoコウカイkoukai
やがてyagate嵐arashiもmo消kiえてなくなりetenakunari 海umiのno向muこうにkouni求motoめるmeru場所basyoがga
君kimiのno喜yorokoぶbu顔kaoがうれしくてgaureshikute 転koroがるgaru夢yumeにni目meをwo奪ubaわれてるwareteru
いつしかitsushika僕bokuはha繋tsunaいでたideta手teをwo 離hanaしたこともshitakotomo気kiづかなくなってたdukanakunatteta
あのano頃koro憧akogaれたこのretakono夢yumeのno為tameにni 本当hontouにni君kimiがga必要hitsuyouとしたものtoshitamono
このkono手teをwo離hanaれre 流nagaされてsarete行iくku 僕bokuをここにwokokoni残nokoしたままshitamama
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流nagaれre行iくku暮kuらしにrashini安yasuらぐragu度tabiにni 癒iえるeru事kotoなきnaki赤akaくku開hiraくku傷kizuをwo
情nasaけなくなるkenakunaru程hodoのつくりnotsukuri笑顔egaoのno中nakaにni 見miえぬenu振fuりしてrishite逃niげそうになるけどgesouninarukedo
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