セイレーン 歌詞 松任谷由実 ふりがな付

Wednesday 潮しお煙けむるノースショアに残のこした心こころ
ずっと まだ今いまも待まってる あの大だい凪なぎは

うねりの前まえぶれ きみと漕こいだ時間じかん

ひとりにしないで
置おいてゆかないで ついてゆくから
流ながされて行いった
失なくして行いった 青春せいしゅん求もとめ

セイレーン 舟ふね乗のりを惑まどわす哀かなしい声こえが
ずっと まだ今いまもきこえる もう二度にどと

離はなさないと抱だきしめ 離はなれないと言いった

立たちはだかるように
青あおい壁かべのように せまる波なみに
砕くだけ散ちっていった
粉々こなごなになった 夢ゆめのかけら

ずっと もう誰だれも愛あいせない 熱あつい記憶きおく

真空しんくうのチューブを 滑すべり降おりる予感よかん

離はなさないと云いった
離はなれないと云いった 嵐あらしの中なかで
砕くだけ散ちっていった
粉々こなごなになった 夢ゆめのかけら

ひとりにしないで
置おいてゆかないで ついてゆくから
流ながされて行いった
失なくして行いった 青春せいしゅん求もとめ

立たちはだかるように
青あおい壁かべのように せまる波なみに
砕くだけ散ちっていった
粉々こなごなになった 夢ゆめのかけら