朽くちた櫁しきみを抱だいて 紅あかい涙なみだは零こぼれ
剥むき出だしの爪先つまさきで 虚空こくうを掴つかめば
心こころさえ 闇やみの淵ふちに溶とかしたの 名前なまえさえ 甘あまい夢ゆめに泡あわと消きえるの
堕おちる大廈たいかの影かげに 蒼あおき迦か毘び羅らと見まみゆ
張はり裂さけた激情げきじょうが 私わたしを包つつんでゆく
心こころさえ 闇やみの淵ふちに溶とかしたの 名前なまえさえ 甘あまい夢ゆめに泡あわと消きえるの
空蝉うつせみの行いく先さきは 虚無きょむが眠ねむる沼ぬま
心こころさえ 闇やみの淵ふちに溶とかしたの 名前なまえさえ 甘あまい夢ゆめに泡あわと消きえる
躰からださえ 夜よるの雨あめに流ながしたの 名前なまえさえ 熱あつく燃もゆる臆おくに匿かくして
朽kuちたchita櫁shikimiをwo抱daいてite 紅akaいi涙namidaはha零koboれre
剥muきki出daしのshino爪先tsumasakiでde 虚空kokuuをwo掴tsukaめばmeba
心kokoroさえsae 闇yamiのno淵fuchiにni溶toかしたのkashitano 名前namaeさえsae 甘amaいi夢yumeにni泡awaとto消kiえるのeruno
堕oちるchiru大廈taikaのno影kageにni 蒼aoきki迦ka毘bi羅raとto見mamiゆyu
張haりri裂saけたketa激情gekijouがga 私watashiをwo包tsutsuんでゆくndeyuku
心kokoroさえsae 闇yamiのno淵fuchiにni溶toかしたのkashitano 名前namaeさえsae 甘amaいi夢yumeにni泡awaとto消kiえるのeruno
空蝉utsusemiのno行iくku先sakiはha 虚無kyomuがga眠nemuるru沼numa
心kokoroさえsae 闇yamiのno淵fuchiにni溶toかしたのkashitano 名前namaeさえsae 甘amaいi夢yumeにni泡awaとto消kiえるeru
躰karadaさえsae 夜yoruのno雨ameにni流nagaしたのshitano 名前namaeさえsae 熱atsuくku燃moゆるyuru臆okuにni匿kakuしてshite