古ふるいレンガ通どおりのなつかしいアパートの
部屋へやを通とおりすがりに背伸せのびして見みたよ
あの頃ころいつもあなたを迎むかえに行いった
窓越まどごしに見みえるわ 影かげふたつ
行いき交かう人ひとに 気きづかいながら
誰だれか待まつふりを何度なんどもくり返かえし
せめて倖しあわせなあなたの声聞しょうもんけば
それであきらめもつくはずと
いつか新あたらしい愛あいが見みえる日ひまで
少すこしでも悲かなしみ忘わすれたいけれど
枯葉かれは風かぜに吹ふかれて舞まい落おちる速はやさで
想おもい出でが眼めの前まえを通とおり過すぎてく
もしかしてよくない夢ゆめだったらと
コートの襟えり立たてて振ふり返かえる
唇くちびる噛かんで暮くらす淋さびしさを
そんなあなたには解わからないだろう
禁きんじられた愛あいの行方ゆくえに今いまでさえ
残のこるあの日ひの別わかれの手紙てがみ
せめてあなたとじかに言葉ことばつくし
飾かざりたかったよ 別わかれ話ばなし
飾かざりたかったよ 別わかれ話ばなし
古furuいiレンガrenga通dooりのなつかしいrinonatsukashiiアパapaートtoのno
部屋heyaをwo通tooりすがりにrisugarini背伸senoびしてbishite見miたよtayo
あのano頃koroいつもあなたをitsumoanatawo迎mukaえにeni行iったtta
窓越madogoしにshini見miえるわeruwa 影kageふたつfutatsu
行iきki交kaうu人hitoにni 気kiづかいながらdukainagara
誰dareかka待maつふりをtsufuriwo何度nandoもくりmokuri返kaeしshi
せめてsemete倖shiawaせなあなたのsenaanatano声聞syoumonけばkeba
それであきらめもつくはずとsoredeakiramemotsukuhazuto
いつかitsuka新ataraしいshii愛aiがga見miえるeru日hiまでmade
少sukoしでもshidemo悲kanaしみshimi忘wasuれたいけれどretaikeredo
枯葉kareha風kazeにni吹fuかれてkarete舞maいi落oちるchiru速hayaさでsade
想omoいi出deがga眼meのno前maeをwo通tooりri過suぎてくgiteku
もしかしてよくないmoshikashiteyokunai夢yumeだったらとdattarato
コkoートtoのno襟eri立taててtete振fuりri返kaeるru
唇kuchibiru噛kaんでnde暮kuらすrasu淋sabiしさをshisawo
そんなあなたにはsonnaanataniha解wakaらないだろうranaidarou
禁kinじられたjirareta愛aiのno行方yukueにni今imaでさえdesae
残nokoるあのruano日hiのno別wakaれのreno手紙tegami
せめてあなたとじかにsemeteanatatojikani言葉kotobaつくしtsukushi
飾kazaりたかったよritakattayo 別wakaれre話banashi
飾kazaりたかったよritakattayo 別wakaれre話banashi