赤あかさびに変かわる針葉樹しんようじゅ 落おちていく葉はは黄色きいろい涙なみだ
消けしたくはない 今いまがあるから 心こころのしわにはさんどくよ
栞しおりを
気きが付つけば別々べつべつに 歩幅ほはば広ひろげ 馬鹿ばかを言いい合あうことも減へってく
うだるような 暑あつさはやがて去さりゆき かぶさった影かげは離はなれる
落葉おちばの絨毯じゅうたんに 靴くつを並ならべて
踵かかとと踵かかと 向むき合あわせ 互たがいにあゆみ始はじめる
くるくるめぐる時間じかんの中なか 僕ぼくらは歩あゆみを進すすめてく
雨あめに降ふられて 風かぜに振ふるわれ それでも今いまにしがみついて
恥はじの多おおい道みちのりを歩あるいてきたと 後悔こうかいもするだろうけど
すぎた時代じだいはつもり重かさなって 棘とげだらけの胸むねのへり
埋うめていく丸まるく丸まるく
ぱらぱら音おとを立たてて離はなれる一枚いちまい一枚いちまいが僕等ぼくらなら
いつかまた咲さく 空そらの隣となりを 願ねがいこの胸むね はさんでおこう
栞しおりを
二ふたつに一ひとつを選えらべという 理不尽りふじんに進すすむときの中なかで
振ふり返かえれば戻もどれるように 栞しおりを挟はさんでおけばいい
風音かざおとは今いま 右耳みぎみみを切きり 見みえない先さきへと僕ぼくを呼よぶ
足元あしもとはパリッと 声こえをあげ ページの端はしをめくるめくる
赤あかさびに変かわる針葉樹しんようじゅ 落おちていく葉はは黄色きいろい涙なみだ
去さりゆく日々ひびよ また逢あう日ひまで 今いまこの時ときにはさんどくよ
栞しおりを
赤akaさびにsabini変kaわるwaru針葉樹shinyouju 落oちていくchiteiku葉haはha黄色kiiroいi涙namida
消keしたくはないshitakuhanai 今imaがあるからgaarukara 心kokoroのしわにはさんどくよnoshiwanihasandokuyo
栞shioriをwo
気kiがga付tsuけばkeba別々betsubetsuにni 歩幅hohaba広hiroげge 馬鹿bakaをwo言iいi合aうこともukotomo減heってくtteku
うだるようなudaruyouna 暑atsuさはやがてsahayagate去saりゆきriyuki かぶさったkabusatta影kageはha離hanaれるreru
落葉ochibaのno絨毯juutanにni 靴kutsuをwo並naraべてbete
踵kakatoとto踵kakato 向muきki合aわせwase 互tagaいにあゆみiniayumi始hajiめるmeru
くるくるめぐるkurukurumeguru時間jikanのno中naka 僕bokuらはraha歩ayuみをmiwo進susuめてくmeteku
雨ameにni降fuられてrarete 風kazeにni振fuるわれruware それでもsoredemo今imaにしがみついてnishigamitsuite
恥hajiのno多ooいi道michiのりをnoriwo歩aruいてきたとitekitato 後悔koukaiもするだろうけどmosurudaroukedo
すぎたsugita時代jidaiはつもりhatsumori重kasaなってnatte 棘togeだらけのdarakeno胸muneのへりnoheri
埋uめていくmeteiku丸maruくku丸maruくku
ぱらぱらparapara音otoをwo立taててtete離hanaれるreru一枚ichimai一枚ichimaiがga僕等bokuraならnara
いつかまたitsukamata咲saくku 空soraのno隣tonariをwo 願negaいこのikono胸mune はさんでおこうhasandeokou
栞shioriをwo
二futaつにtsuni一hitoつをtsuwo選eraべというbetoiu 理不尽rifujinにni進susuむときのmutokino中nakaでde
振fuりri返kaeればreba戻modoれるようにreruyouni 栞shioriをwo挟hasaんでおけばいいndeokebaii
風音kazaotoはha今ima 右耳migimimiをwo切kiりri 見miえないenai先sakiへとheto僕bokuをwo呼yoぶbu
足元ashimotoはhaパリッparixtuとto 声koeをあげwoage ペpeージjiのno端hashiをめくるめくるwomekurumekuru
赤akaさびにsabini変kaわるwaru針葉樹shinyouju 落oちていくchiteiku葉haはha黄色kiiroいi涙namida
去saりゆくriyuku日々hibiよyo またmata逢aうu日hiまでmade 今imaこのkono時tokiにはさんどくよnihasandokuyo
栞shioriをwo