岩陰いわかげを のぞき込こむ 子供こどもたちの背中せなか
焼やきたてのプチパンのように小麦色こむぎいろね
つば広ひろの帽子ぼうしの陰かげ 日差ひざしをよけながら
なつかしく昔むかしの私わたし 想おもい出だしてる
ふいに一人ひとりの少年しょうねんが目めの前まえに立たち
不思議ふしぎな顔かおして私わたしを見みた
笑わらいかけたら思おもいがけずにきびしい眼めをした
瞳ひとみなごんでいても 彼等かれらのまなざしは
さりげなく私わたしと世界せかい へだてている
白しろい燈台とうだいが示しめす はるかな針路しんろ
あなたも私わたしも 彼等かれら達たちも
幾いくすじもの夢ゆめをたどって彼方かなたへはばたく
海うみは果はてしないのに……
岩陰iwakageをwo のぞきnozoki込koむmu 子供kodomoたちのtachino背中senaka
焼yaきたてのkitatenoプチパンpuchipanのようにnoyouni小麦色komugiiroねne
つばtsuba広hiroのno帽子boushiのno陰kage 日差hizaしをよけながらshiwoyokenagara
なつかしくnatsukashiku昔mukashiのno私watashi 想omoいi出daしてるshiteru
ふいにfuini一人hitoriのno少年syounenがga目meのno前maeにni立taちchi
不思議fushigiなna顔kaoしてshite私watashiをwo見miたta
笑waraいかけたらikaketara思omoいがけずにきびしいigakezunikibishii眼meをしたwoshita
瞳hitomiなごんでいてもnagondeitemo 彼等kareraのまなざしはnomanazashiha
さりげなくsarigenaku私watashiとto世界sekai へだてているhedateteiru
白shiroいi燈台toudaiがga示shimeすsu はるかなharukana針路shinro
あなたもanatamo私watashiもmo 彼等karera達tachiもmo
幾ikuすじものsujimono夢yumeをたどってwotadotte彼方kanataへはばたくhehabataku
海umiはha果haてしないのにteshinainoni……