いのち支ささえる 小枝こえだをくわえ
雁かりが飛とび立たつ 北きた岬みさき
遠とおく旅たびして ふるさと目指めざし
帰かえり着つけずに はぐれた枝えだが
白しろく哀かなしい 春はるの浜はま
遥はるか波間なみまを 小枝こえだで休やすみ
雁かりは渡わたって 行いく北きたへ
昔むかし小枝こえだで 湯船ゆぶねを焚たいて
冬鳥とりの想おもいを 慰なぐさめたとか
情なさけしみじみ 北きた岬みさき
君きみが待まってる あのふるさとを
越こえて行いくのか 冬鳥とり達たちは
夢ゆめのひと枝えだ 花はな咲さく日ひまで
今いまは帰かえれぬ ああつらいけど
思おもい重かさねる 北きた岬みさき
いのちinochi支sasaえるeru 小枝koedaをくわえwokuwae
雁kariがga飛toびbi立taつtsu 北kita岬misaki
遠tooくku旅tabiしてshite ふるさとfurusato目指mezaしshi
帰kaeりri着tsuけずにkezuni はぐれたhagureta枝edaがga
白shiroくku哀kanaしいshii 春haruのno浜hama
遥haruかka波間namimaをwo 小枝koedaでde休yasuみmi
雁kariはha渡wataってtte 行iくku北kitaへhe
昔mukashi小枝koedaでde 湯船yubuneをwo焚taいてite
冬鳥toriのno想omoいをiwo 慰nagusaめたとかmetatoka
情nasaけしみじみkeshimijimi 北kita岬misaki
君kimiがga待maってるtteru あのふるさとをanofurusatowo
越koえてete行iくのかkunoka 冬鳥tori達tachiはha
夢yumeのひとnohito枝eda 花hana咲saくku日hiまでmade
今imaはha帰kaeれぬrenu ああつらいけどaatsuraikedo
思omoいi重kasaねるneru 北kita岬misaki