少すこし早はやく色褪いろあせた町並まちなみ
霞かすむ影かげと薄紅うすべにの日々ひびは儚はかなく
思おもい出でさえ 零こぼれ落おちゆく昨日きのうが
愛いとしくて 立たち止どまる
狭せまい箱庭はこにわで 二人ふたり織おり上あげた
空そらは変かわらずに 今いまでもあるかな
青あおく降ふり注そそぐ 外そとを眺ながめては
今いまは誰だれに問といかける
薄紅うすべにの世界せかいに残のこされて
一人ひとり佇たたずむ 私わたしを見みつけて
移うつり行ゆく輪郭りんかくの無ない色いろ追おいかけ
そっと手てを伸のばした
人ひとは孤独こどくなこと 指ゆびを重かさね気きづく
届とどかない どれだけ触さわれても
花はなびらは追憶ついおく その手てまですり抜ぬけ
触ふれることさえ出来できないと気きづく
ねえ うまく話はなせない うまく伝つたえたい
もっと単純たんじゅんな 言葉ことばで言いえたら
怖こわいわけじゃない 望のぞむわけでもない
いつかそれさえ忘わすれる
繰くり返かえす景色けしきに流ながされて
回まわり続つづける時計とけいの歯車はぐるま
風かぜの無ない海うみを漂ただよう私わたしはずっと
何なにを見みつめていた
薄紅うすべにの世界せかいに残のこされて
一人ひとり佇たたずむ 私わたしを見みつけて
移うつり行ゆく輪郭りんかくの無ない色いろ追おいかけ
そっと手てを伸のばした
指ゆびをすり抜ぬけてく 何なにも残のこさず…
少sukoしshi早hayaくku色褪iroaせたseta町並machinaみmi
霞kasuむmu影kageとto薄紅usubeniのno日々hibiはha儚hakanaくku
思omoいi出deさえsae 零koboれre落oちゆくchiyuku昨日kinouがga
愛itoしくてshikute 立taちchi止doまるmaru
狭semaいi箱庭hakoniwaでde 二人futari織oりri上aげたgeta
空soraはha変kaわらずにwarazuni 今imaでもあるかなdemoarukana
青aoくku降fuりri注sosoぐgu 外sotoをwo眺nagaめてはmeteha
今imaはha誰dareにni問toいかけるikakeru
薄紅usubeniのno世界sekaiにni残nokoされてsarete
一人hitori佇tatazuむmu 私watashiをwo見miつけてtsukete
移utsuりri行yuくku輪郭rinkakuのno無naいi色iro追oいかけikake
そっとsotto手teをwo伸noばしたbashita
人hitoはha孤独kodokuなことnakoto 指yubiをwo重kasaねne気kiづくduku
届todoかないkanai どれだけdoredake触sawaれてもretemo
花hanaびらはbiraha追憶tsuioku そのsono手teまですりmadesuri抜nuけke
触fuれることさえrerukotosae出来dekiないとnaito気kiづくduku
ねえnee うまくumaku話hanaせないsenai うまくumaku伝tsutaえたいetai
もっとmotto単純tanjunなna 言葉kotobaでde言iえたらetara
怖kowaいわけじゃないiwakejanai 望nozoむわけでもないmuwakedemonai
いつかそれさえitsukasoresae忘wasuれるreru
繰kuりri返kaeすsu景色keshikiにni流nagaされてsarete
回mawaりri続tsuduけるkeru時計tokeiのno歯車haguruma
風kazeのno無naいi海umiをwo漂tadayoうu私watashiはずっとhazutto
何naniをwo見miつめていたtsumeteita
薄紅usubeniのno世界sekaiにni残nokoされてsarete
一人hitori佇tatazuむmu 私watashiをwo見miつけてtsukete
移utsuりri行yuくku輪郭rinkakuのno無naいi色iro追oいかけikake
そっとsotto手teをwo伸noばしたbashita
指yubiをすりwosuri抜nuけてくketeku 何naniもmo残nokoさずsazu…