心まで抱きしめられたら 歌詞 久川綾 ふりがな付

かけつけた部屋へや 消けしたままの灯あかり そのままにして
ふるえる肩かたを いくらつよく抱だいても
涙なみだは少すこしも減へらせない

こんな夜中よなかに 電話でんわしてくるから
何なにもないはずないと 思おもっていたけど

部屋へやの片隅かたすみで 小ちいさくなったあなたから
こぼれてくる恋こいの終おわり

ああ心こころまで抱だきしめられたら
ぬくもりで包つつんであげられるのに
ああ心こころまで抱だきしめられたら
みらいを予測よそくしてあげられたら

激はげしく降ふるほど
雨あめのあがった空そらは
明あかるい陽ひかりが差さし込こむから

二人ふたりのことは 二人ふたりだけにしか わからないから
どんな言葉ことばも なぐさめにはならない
それが痛いたい程ほどわかるから

今いまはあなたの 涙なみだが枯かれるまで
そばにいてあげるだけ それしかできない

なんて無力むりょくなの こんな時とき友達ともだちなんて
一緒いっしょに泣ないてあげるだけ

ああ心こころまで抱だきしめられたら
悲かなしみをいやしてあげられるのに
ああ心こころまで抱だきしめられたら
次つぎの恋こい教おしえてあげられたら

朝焼あさやけの風かぜが
泣なき疲つかれて眠ねむった
まぶたをやさしくなでている

今日きょうは晴はれるから