指ゆびの先さきから こころまで
ふたりはひとつの つもりでいたの
宵待よいまち橋ばしは なさけ橋ばし
縞しまのお召めしに 西陣にしじんしめて
あなたを待まてば
……あゝああ 遠とおく京都みやこの 鐘かねの声こえ
肩かたをよせあう それだけで
泣なきたくなるほど 倖しあわせでした
宵待よいまち橋ばしは 出逢であい橋ばし
宇治うじは茶ちゃどころ 茶ちゃを揉もむよりも
この身みをよじる
……あゝああ つらい思おもいの 川かわあかり
笹ささの小舟こぶねに 京きょうすみれ
流ながせばあなたに 届とどくでしょうか
宵待よいまち橋ばしは みれん橋はし
夢ゆめをかぞえて 袂たもとを噛かめば
逢坂おうさか山やまの
……あゝああ 月つきもなみだの 傘かさをさす
指yubiのno先sakiからkara こころまでkokoromade
ふたりはひとつのfutarihahitotsuno つもりでいたのtsumorideitano
宵待yoimachi橋bashiはha なさけnasake橋bashi
縞shimaのおnoo召meshiにni 西陣nishijinしめてshimete
あなたをanatawo待maてばteba
……あゝaa 遠tooくku京都miyakoのno 鐘kaneのno声koe
肩kataをよせあうwoyoseau それだけでsoredakede
泣naきたくなるほどkitakunaruhodo 倖shiawaせでしたsedeshita
宵待yoimachi橋bashiはha 出逢deaいi橋bashi
宇治ujiはha茶chaどころdokoro 茶chaをwo揉moむよりもmuyorimo
このkono身miをよじるwoyojiru
……あゝaa つらいtsurai思omoいのino 川kawaあかりakari
笹sasaのno小舟kobuneにni 京kyouすみれsumire
流nagaせばあなたにsebaanatani 届todoくでしょうかkudesyouka
宵待yoimachi橋bashiはha みれんmiren橋hashi
夢yumeをかぞえてwokazoete 袂tamotoをwo噛kaめばmeba
逢坂ousaka山yamaのno
……あゝaa 月tsukiもなみだのmonamidano 傘kasaをさすwosasu