はぐれて一葉いちよう 浮世うきよの河かわに
ゆられゆられて 舟ふねとなる
誰だれを乗のせるも 同おなじこと
ただ重おもすぎぬ 恋こいと願ねがいいつ
沈しずんで一葉いちよう 浮世うきよの波なみに
呑のまれ呑のまれて 夜よるを知しる
愛あいと呼よぶには 苦くるしくて
河かわの流ながれに その身みゆだねる
流ながれて一葉いちよう 浮世うきよ河原かわらに
うちあげられて 忘わすれられる
誰だれを恋こいうるも 空むなしくて
ただ泣なきぬれて 花はなほころびぬ
しぐれて一葉いちよう 浮世うきよの夢ゆめに
しだれ浮うかべる 宿やどり露つゆ
こぼれ落おちれば 砕くだけ散ちる
はかない命いのち うつくしきもの
はかない命いのち うつくしきもの
はぐれてhagurete一葉ichiyou 浮世ukiyoのno河kawaにni
ゆられゆられてyurareyurarete 舟funeとなるtonaru
誰dareをwo乗noせるもserumo 同onaじことjikoto
ただtada重omoすぎぬsuginu 恋koiとto願negaiいつitsu
沈shizuんでnde一葉ichiyou 浮世ukiyoのno波namiにni
呑noまれmare呑noまれてmarete 夜yoruをwo知shiるru
愛aiとto呼yoぶにはbuniha 苦kuruしくてshikute
河kawaのno流nagaれにreni そのsono身miゆだねるyudaneru
流nagaれてrete一葉ichiyou 浮世ukiyo河原kawaraにni
うちあげられてuchiagerarete 忘wasureられるrareru
誰dareをwo恋koiうるもurumo 空munaしくてshikute
ただtada泣naきぬれてkinurete 花hanaほころびぬhokorobinu
しぐれてshigurete一葉ichiyou 浮世ukiyoのno夢yumeにni
しだれshidare浮uかべるkaberu 宿yadoりri露tsuyu
こぼれkobore落oちればchireba 砕kudaけke散chiるru
はかないhakanai命inochi うつくしきものutsukushikimono
はかないhakanai命inochi うつくしきものutsukushikimono