一国沿いちこくぞいをひた走はしる まるでいつかの旅人たびびとだな
近ちかづくたびに遠とおざかる 蜃気楼しんきろう
誰だれにも知しらせずに 鳴なき疲つかれたカラス
飛とべるはずの真新まあたらしい空そらも見みあたらず
少すこしだけ笑わらった 君きみを見みたような
そんな気きがしたんだ
さぁ行ゆこう 君きみの町まちへ
吹ふき抜ぬけた風かぜ 味方みかたにつけて
ちぎれた夢ゆめの続つづき
またどこかでめぐり逢あう為ための約束やくそくをしよう
低ひくい雲くものスキマにもぐり込こんだ景色けしき
ムラサキ色いろした空そらを見みた
さっき出来できたばかりの唄うたを口くちずさみながら
やがて消きえてゆく ムラサキ色いろ …嘘うそみたいだ
今自由いまじゆうに逆さからって 突つき動うごく悲かなしみよ
少すこしだけ黙だまって
さぁ行ゆこう 君きみのもとへ
空高そらたかく 高たかく 舞まい上あがれ
まだ誰だれも知しらない言葉ことば
一ひとつだけ持もってゆくよ
そして君きみに届とどけよう
一国沿ichikokuzoいをひたiwohita走hashiるru まるでいつかのmarudeitsukano旅人tabibitoだなdana
近chikaづくたびにdukutabini遠tooざかるzakaru 蜃気楼shinkirou
誰dareにもnimo知shiらせずにrasezuni 鳴naきki疲tsukaれたretaカラスkarasu
飛toべるはずのberuhazuno真新maataraしいshii空soraもmo見miあたらずatarazu
少sukoしだけshidake笑waraったtta 君kimiをwo見miたようなtayouna
そんなsonna気kiがしたんだgashitanda
さぁsaa行yuこうkou 君kimiのno町machiへhe
吹fuきki抜nuけたketa風kaze 味方mikataにつけてnitsukete
ちぎれたchigireta夢yumeのno続tsuduきki
またどこかでめぐりmatadokokademeguri逢aうu為tameのno約束yakusokuをしようwoshiyou
低hikuいi雲kumoのnoスキマsukimaにもぐりnimoguri込koんだnda景色keshiki
ムラサキmurasaki色iroしたshita空soraをwo見miたta
さっきsakki出来dekiたばかりのtabakarino唄utaをwo口kuchiずさみながらzusaminagara
やがてyagate消kiえてゆくeteyuku ムラサキmurasaki色iro …嘘usoみたいだmitaida
今自由imajiyuuにni逆sakaらってratte 突tsuきki動ugoくku悲kanaしみよshimiyo
少sukoしだけshidake黙damaってtte
さぁsaa行yuこうkou 君kimiのもとへnomotohe
空高soratakaくku 高takaくku 舞maいi上aがれgare
まだmada誰dareもmo知shiらないranai言葉kotoba
一hitoつだけtsudake持moってゆくよtteyukuyo
そしてsoshite君kimiにni届todoけようkeyou