ありったけの手持てもちのゆとりや
ポケットの中なかのぬくもりを
ひずみきった国々くにぐにに
ポツンと落おとしてやるのさ
要ようなしの人間にんげんなんているわけはないと
神様かみさまはいつも僕ぼくに言ゆうけど
本当ほんとうのところは口くちをつぐんで
誰だれも言いおうとしないけど
気球ききゅうに乗のって ほこりになってゆられたい
今いまひとつこの気球ききゅうが昇のぼっていかないのは
僕ぼくをおどらせる俗物ぞくぶつどもが
足元あしもとにしがみついているからさ
胸むねいっぱい風かぜを集あつめよう
名なもなき同胞ともが抹殺まっさつされて
価値かちあるブルジョアが生いき残のこるとするなら
真先まっさきに死しぬのはこの僕ぼくなのさ
僕ぼくこそ不必要ふひつようなものだから
気球ききゅうに乗のって ほこりになってゆられたい
気球ききゅうに乗のって ほこりになってゆられたい
気流きりゅうに乗のって ほこりを捨すててゆられたい
ありったけのarittakeno手持temoちのゆとりやchinoyutoriya
ポケットpokettoのno中nakaのぬくもりをnonukumoriwo
ひずみきったhizumikitta国々kuniguniにni
ポツンpotsunとto落oとしてやるのさtoshiteyarunosa
要youなしのnashino人間ningenなんているわけはないとnanteiruwakehanaito
神様kamisamaはいつもhaitsumo僕bokuにni言yuうけどukedo
本当hontouのところはnotokoroha口kuchiをつぐんでwotsugunde
誰dareもmo言iおうとしないけどoutoshinaikedo
気球kikyuuにni乗noってtte ほこりになってゆられたいhokorininatteyuraretai
今imaひとつこのhitotsukono気球kikyuuがga昇noboっていかないのはtteikanainoha
僕bokuをおどらせるwoodoraseru俗物zokubutsuどもがdomoga
足元ashimotoにしがみついているからさnishigamitsuiteirukarasa
胸muneいっぱいippai風kazeをwo集atsuめようmeyou
名naもなきmonaki同胞tomoがga抹殺massatsuされてsarete
価値kachiあるaruブルジョアburujoaがga生iきki残nokoるとするならrutosurunara
真先massakiにni死shiぬのはこのnunohakono僕bokuなのさnanosa
僕bokuこそkoso不必要fuhitsuyouなものだからnamonodakara
気球kikyuuにni乗noってtte ほこりになってゆられたいhokorininatteyuraretai
気球kikyuuにni乗noってtte ほこりになってゆられたいhokorininatteyuraretai
気流kiryuuにni乗noってtte ほこりをhokoriwo捨suててゆられたいteteyuraretai