吹きだまり 歌詞 五木ひろし ふりがな付

この世よの中なかの 吹ふきだまり
そこにいる人ひと 泣なくのはおよし
石いしが浮うかんで 木この葉はが沈しずむ
間違まちがいだらけの人生じんせいに
ああだこうだと 云いいたかァないが
腹はらをたてても 身みが細ほそる

気きまぐれ気きままに 見みえながら
がんじがらめの 掟おきてをならべ
夢ゆめも虚むなしい 世よの中なかだから
どうでもなれよと いいたいけれど
鬼おにの世間せけんに 仏ほとけをつくり
名前なまえを告つげぬ 人ひともある

この世よの外そとに 夢ゆめ求もとめ
何処どこにしあわせ あるのやら
あればさがして 行いくものを
めざめりゃ 冷つめたい風かぜばかり
せめてみんなの 肩かたよせ合あって
愛情あいじょうぬくもり 花はなになれ