そう俺おれは夢ゆめを掴つかむ者もの 野望やぼうのため刀かたなを赤あかく染そめる
戦国せんごくの世よが世よであるから何なにを犠牲ぎせいにしても天下てんかを取とる
何なにもかも省かえりみずに故郷こきょうの母ははにも手紙書てがみかけず
己おのれの未熟みじゅくさを知しり気付きづけば体からだは血ちに染そまった
残酷ざんこくな戦いくさの痕あと
俺おれたちは敗やぶれた人ひと
敗者はいしゃには救すくいさえもなく
無情むじょうに雨あめは降ふり注そそぐ
墓標ぼひょうに夢ゆめは露つゆと散ちる
遠とおく向むこうから聴きこえてくる
優やさしく悲かなしい旋律せんりつ
少女しょうじょは何処どこかで歌うたってるようだ
透すき通とおった声こえが響ひびきわたる
ふと涙零なみだこぼれ落おちた
故郷ふるさとが思おもい浮うかんだ
歌声うたごえが俺おれに気付きづかせた
平穏へいおんが一番大切いちばんたいせつだと
もし生うまれかわれるなら
この声こえの少女しょうじょのように
歌声うたごえで人ひとを救すくえるような
存在そんざいになりたいと思おもうんだ
今いまの俺おれがそうであるように
誰だれかの重荷おもにを外はずせたなら 嗚呼ああ
そうsou俺oreはha夢yumeをwo掴tsukaむmu者mono 野望yabouのためnotame刀katanaをwo赤akaくku染soめるmeru
戦国sengokuのno世yoがga世yoであるからdearukara何naniをwo犠牲giseiにしてもnishitemo天下tenkaをwo取toるru
何naniもかもmokamo省kaeriみずにmizuni故郷kokyouのno母hahaにもnimo手紙書tegamikaけずkezu
己onoreのno未熟mijukuさをsawo知shiりri気付kiduけばkeba体karadaはha血chiにni染soまったmatta
残酷zankokuなna戦ikusaのno痕ato
俺oreたちはtachiha敗yabuれたreta人hito
敗者haisyaにはniha救sukuいさえもなくisaemonaku
無情mujouにni雨ameはha降fuりri注sosoぐgu
墓標bohyouにni夢yumeはha露tsuyuとto散chiるru
遠tooくku向muこうからkoukara聴kiこえてくるkoetekuru
優yasaしくshiku悲kanaしいshii旋律senritsu
少女syoujoはha何処dokoかでkade歌utaってるようだtteruyouda
透suきki通tooったtta声koeがga響hibiきわたるkiwataru
ふとfuto涙零namidakoboれre落oちたchita
故郷furusatoがga思omoいi浮uかんだkanda
歌声utagoeがga俺oreにni気付kiduかせたkaseta
平穏heionがga一番大切ichibantaisetsuだとdato
もしmoshi生uまれかわれるならmarekawarerunara
このkono声koeのno少女syoujoのようにnoyouni
歌声utagoeでde人hitoをwo救sukuえるようなeruyouna
存在sonzaiになりたいとninaritaito思omoうんだunda
今imaのno俺oreがそうであるようにgasoudearuyouni
誰dareかのkano重荷omoniをwo外hazuせたならsetanara 嗚呼aa