忘れな詩 歌詞 堀内孝雄 ふりがな付

もしも私わたしが
歌うたい終おわって ギターをおいて
この場所ばしょを 遠とおくさる時ときに
誰一人だれひとり 後うしろ姿すがたに
ふりむく人ひとは いないとしても
それでいい
思おもい出で一ひとつ 残のこせれば
けれどあなたの 青春せいしゅんの
どこかの季節きせつに まぎれもなく私わたしが
そこにいたことを
いつまでもいつまでも 忘わすれないでいてほしい
あなたにだけは
このうた 忘わすれないでいてほしい

もしもあなたが
旅たびにつかれて 立たち止どまり
ためらいがちに 昨日きのうをそっと
ふりかえる時とき そこには
後悔こうかいや 汗あせや涙なみだと
すばらしい人達ひとたちと いくつかのうたが
あるでしょう
例たとえば それが
はやりうたで なくてもいい
あなただけの 心こころに生いきる
子守唄こもりうたでいい
いつまでもいつまでも 忘わすれないでいてほしい
あなたにだけは
このうた 忘わすれないでいてほしい

いつまでもいつまでも 忘わすれないでいてほしい
あなたにだけは
このうた 忘わすれないでいてほしい