春に追われて 歌詞 堀内孝雄 ふりがな付

桜はなよりも美うつくしく この恋こい 散ちるならば
夢ゆめの中なか いつまでも 抱だかれていたい
愛あいされた歳月としつきを 心こころに宿やどしても
悲かなしみを取とりだして 捨すてること出来できない

あゝ:ああ 春はるに追おわれて 口紅くちべにひとつ
綺麗きれいなときは きっと短みじかい

恨うらんでも 許ゆるしても 逢あいたくなって
なみだ雨あめ こころ雨あめ 洗あらい流ながして

指先ゆびさきが憶おぼえてる この恋こい 噛かみ切きって
ちがう人ひと 愛あいせたら 泣ないたりしない
優やさしさとぬくもりが 身体からだにしみこんで
切せつなさの 半分はんぶんも 捨すてること出来できない

あゝ:ああ 桜はなに追おわれて 夕月ゆうづきひとつ
幸しあわせなんか きっとまぼろし

離はなれても 遠とおくても 恋こいしくなって
忘わすれ雨あめ こころ雨あめ 洗あらい流ながして

忘わすれ雨あめ こころ雨あめ 洗あらい流ながして