男と女の子守歌 歌詞 小田純平 ふりがな付

泣ないて 泣ないて女おんなの涙なみだが枯かれたとき
飛とび込こむ人ひとの胸むねがある
そのときのためだけに男おとこは
さみしさを抱だきつづけてきたんだね

遠とおく 遠とおく男おとこの足あしさえ痛いたむ場所ばしょ
ひとすじ開ひらく道みちがくる
そのときのためだけに女おんなは
やさしさを持もちつづけてきたんだね

抱だかれて眠ねむれ その胸むねに
もう子供こどもの頃ころにはかえれない
だけどきっと 誰だれも一人ひとりじゃないさ

酔よって 酔よって心こころの悲かなしみ消きえたとき
つまさき向むける明日あすがある
そのときのためだけに愛あいは
傷きずつくことを覚おぼえてきたんだね

抱だかれて眠ねむれ ふところに
もう大人おとなの顔かおしか写うつらない
だけどきっと 誰だれも汚けがれてないさ

抱だかれて眠ねむれ その胸むねに
もう子供こどもの頃ころにはかえれない
だけどきっと 誰だれも一人ひとりじゃないさ