あてどなく ただ君きみは 彷徨さまよいながら
冷ひえた心こころを震ふるわせ 天てんを仰あおいだ
終焉しゅうえんの鳥とりが 高たかい空そらから刻ときを告つげ
閉とざされた世界せかいで 僕ぼくらはまた巡めぐり会あう
君きみを奪うばい去さるその全すべてを 凍いてつく街まちに捨すて
永ながい哀かなしみの終おわる場所ばしょへ 堅かたく手てをつなぎ駈かけてゆこう
白しろく 散ちり急いそぐ花はなのように
朱あかく流ながれるいのちの上うえに 雪ゆきは止とめ処どなく降ふりつもる
果はてしなく続つづく この白銀はくぎんの路みち
淡あわく儚はかない希望きぼうに 明日あすを夢見ゆめみた
春告はるつげの鳥とりは 泪なみだの雫数しずくかぞえつつ
永久とわに繰くり返かえされる 流転るてんを嘆なげいて謳うたう
君きみを慈いつくしむその想おもいが 闇やみを導みちびいても
罪つみに 汚けがれなき魂こころだけに 今いま 身みを委ゆだね生いきる
創造主かみに 見放みはなされたこの世界せかい
風花かざはなの舞まいに解とき放はなたれ 雪解ゆきどけに目覚めざめ光ひかりさす
滅ほろびゆく 生うまれいづる 全すべてのいのちは 雪原せつげんに咲さく花はな
箱庭はこにわの 小ちいさな花はな
まるで白しろい幻まぼろしのように 風かぜに揺ゆられる まま
喜よろこびに 哀かなしみに 輝かがやいて 包つつまれ 時ときは流ながれる
あてどなくatedonaku ただtada君kimiはha 彷徨samayoいながらinagara
冷hiえたeta心kokoroをwo震furuわせwase 天tenをwo仰aoいだida
終焉syuuenのno鳥toriがga 高takaいi空soraからkara刻tokiをwo告tsuげge
閉toざされたzasareta世界sekaiでde 僕bokuらはまたrahamata巡meguりri会aうu
君kimiをwo奪ubaいi去saるそのrusono全subeてをtewo 凍iてつくtetsuku街machiにni捨suてte
永nagaいi哀kanaしみのshimino終oわるwaru場所basyoへhe 堅kataくku手teをつなぎwotsunagi駈kaけてゆこうketeyukou
白shiroくku 散chiりri急isoぐgu花hanaのようにnoyouni
朱akaくku流nagaれるいのちのreruinochino上ueにni 雪yukiはha止toめme処doなくnaku降fuりつもるritsumoru
果haてしなくteshinaku続tsuduくku このkono白銀hakuginのno路michi
淡awaくku儚hakanaいi希望kibouにni 明日asuをwo夢見yumemiたta
春告harutsuげのgeno鳥toriはha 泪namidaのno雫数shizukukazoえつつetsutsu
永久towaにni繰kuりri返kaeされるsareru 流転rutenをwo嘆nageいてite謳utaうu
君kimiをwo慈itsukuしむそのshimusono想omoいがiga 闇yamiをwo導michibiいてもitemo
罪tsumiにni 汚kegaれなきrenaki魂kokoroだけにdakeni 今ima 身miをwo委yudaねne生iきるkiru
創造主kamiにni 見放mihanaされたこのsaretakono世界sekai
風花kazahanaのno舞maいにini解toきki放hanaたれtare 雪解yukidoけにkeni目覚mezaめme光hikariさすsasu
滅horoびゆくbiyuku 生uまれいづるmareiduru 全subeてのいのちはtenoinochiha 雪原setsugenにni咲saくku花hana
箱庭hakoniwaのno 小chiiさなsana花hana
まるでmarude白shiroいi幻maboroshiのようにnoyouni 風kazeにni揺yuられるrareru ままmama
喜yorokoびにbini 哀kanaしみにshimini 輝kagayaいてite 包tsutsuまれmare 時tokiはha流nagaれるreru