それは遠とおい昔むかしのことです
醜みにくい王おうが 美うつくしい王妃おうひを隠かくしました 永遠えいえんに
この世よの者ものとは思おもえない
艶あでやかな女性じょせい
一目ひとめ見みた男おとこは 王おうの命いのち狙ねらいました
触ふれさせない 見みせはしない 誰だれにも
心こころ奪うばい狂くるわしい 私わたしの后きさき
渡わたすものか 逃のがすものか 何処どこへも
誰だれも行いけぬ世界せかいへ
滴したたり落おちてベタつくような 不快ふかいな甘あまさ
舐なめ回まわす視線しせんは
悍おぞましさになりました
隙間風すきまかぜも稲光いなびかりも 叫さけび声ごえ
恋こいに悩なやむ少女しょうじょに
お逃にげなさいと
燃もえる日差ひざし 止やまぬ嵐あらし 折おれる木々きぎ
それは王妃おうひの声こえ
失なくした愛あい 躓つまずく恋こい 要いらぬ傷きず
誰だれかが語かたりかける
ここから出だして…
虹にじの彼方かなた 星ほしの巡めぐり 渡わたり鳥どり
それは王妃おうひの夢ゆめ
誰だれでも皆みんな 知しらない間あいだに 通とおり過すぎる
眠ねむりから覚さめる時とき
不意ふいに見みる世界せかい
煌きらびやかに回まわるドレス 忘わする夢ゆめ
それは王妃おうひの影かげ
それはsoreha遠tooいi昔mukashiのことですnokotodesu
醜minikuいi王ouがga 美utsukuしいshii王妃ouhiをwo隠kakuしましたshimashita 永遠eienにni
このkono世yoのno者monoとはtoha思omoえないenai
艶adeやかなyakana女性josei
一目hitome見miたta男otokoはha 王ouのno命inochi狙neraいましたimashita
触fuれさせないresasenai 見miせはしないsehashinai 誰dareにもnimo
心kokoro奪ubaいi狂kuruわしいwashii 私watashiのno后kisaki
渡wataすものかsumonoka 逃noがすものかgasumonoka 何処dokoへもhemo
誰dareもmo行iけぬkenu世界sekaiへhe
滴shitataりri落oちてchiteベタbetaつくようなtsukuyouna 不快fukaiなna甘amaさsa
舐naめme回mawaすsu視線shisenはha
悍ozoましさになりましたmashisaninarimashita
隙間風sukimakazeもmo稲光inabikariもmo 叫sakeびbi声goe
恋koiにni悩nayaむmu少女syoujoにni
おo逃niげなさいとgenasaito
燃moえるeru日差hizaしshi 止yaまぬmanu嵐arashi 折oれるreru木々kigi
それはsoreha王妃ouhiのno声koe
失naくしたkushita愛ai 躓tsumazuくku恋koi 要iらぬranu傷kizu
誰dareかがkaga語kataりかけるrikakeru
ここからkokokara出daしてshite…
虹nijiのno彼方kanata 星hoshiのno巡meguりri 渡wataりri鳥dori
それはsoreha王妃ouhiのno夢yume
誰dareでもdemo皆minna 知shiらないranai間aidaにni 通tooりri過suぎるgiru
眠nemuりからrikara覚saめるmeru時toki
不意fuiにni見miるru世界sekai
煌kiraびやかにbiyakani回mawaるruドレスdoresu 忘wasuるru夢yume
それはsoreha王妃ouhiのno影kage