擦すり切きれた 風かぜの音おと 瞳めを閉とじると
罅ひび(ひび)割われた 壁かべの部屋へや 浮うかんでくる
あの頃ころは
ひとつしかない果実かじつ
ふたり分わけ合あった
愛いとしさも 時ときだけは 止とめられない
気きがつけば 思おもうより 影かげは長ながい
どれくらい
安やすらぎをくれたろう
救すくわれてばかり...
おまえだけでいい
それだけでいい
この手てのなかに
残のこるものは wow
しかたなく 溢あふれだす 涙なみだもある
俺おれたちは 拭ぬぐいあい 暮くらしてきた
ほんとうは
いくらでもある道みちも
ただひとつ選えらび...
おまえだけでいい
なにもいらない
渇かわいた胸むねを
満みたすものは
おまえだけでいい
それだけでいい
この手てのなかに
残のこるものは wow
擦suりri切kiれたreta 風kazeのno音oto 瞳meをwo閉toじるとjiruto
罅hibi(ひびhibi)割waれたreta 壁kabeのno部屋heya 浮uかんでくるkandekuru
あのano頃koroはha
ひとつしかないhitotsushikanai果実kajitsu
ふたりfutari分waけke合aったtta
愛itoしさもshisamo 時tokiだけはdakeha 止toめられないmerarenai
気kiがつけばgatsukeba 思omoうよりuyori 影kageはha長nagaいi
どれくらいdorekurai
安yasuらぎをくれたろうragiwokuretarou
救sukuわれてばかりwaretebakari...
おまえだけでいいomaedakedeii
それだけでいいsoredakedeii
このkono手teのなかにnonakani
残nokoるものはrumonoha wow
しかたなくshikatanaku 溢afuれだすredasu 涙namidaもあるmoaru
俺oreたちはtachiha 拭nuguいあいiai 暮kuらしてきたrashitekita
ほんとうはhontouha
いくらでもあるikurademoaru道michiもmo
ただひとつtadahitotsu選eraびbi...
おまえだけでいいomaedakedeii
なにもいらないnanimoiranai
渇kawaいたita胸muneをwo
満miたすものはtasumonoha
おまえだけでいいomaedakedeii
それだけでいいsoredakedeii
このkono手teのなかにnonakani
残nokoるものはrumonoha wow