一緒いっしょに過すごした 時ときの長ながさが
愛あいというものを 伝つたえるとしたら
いつもいない僕ぼくが 愛あいしてないと思おもうかい
流ながれる涙なみだを そっと拭ふいてくれる
この手てのひらが 欲ほしくてたまらず
側そばにいない僕ぼくを 責せめてみるのかい
菜見子なみこ 空見子くみこ 聞きこえますか
父ちちは未いまだ 旅たびの途中とちゅう
翼つばさもないのに 空そらに憧あこがれている
言葉ことばで確たしかめ合あうこともなく
静しずかなことが 幸福しあわせだとしたら
いつも二人ふたりに僕ぼくは 幸福しあわせを待またせてる
幸福しあわせなのかと尋たずねるたびに
幸福しあわせですよと 言葉ことばを返かえすほど
きっと僕ぼくの妻つまは 不幸福ふしあわせに違ちがいない
菜見子なみこ 空見子くみこ 聞きこえますか
父ちちは未いまだ 徘徊はいかいつづけ
帰かえりたいと言いえずに この道みち歩あるいている
愛あいされていると 思おもわなくていい
愛あいしていると 気きづかなくていい
どんなに遠とおくいても 家族かぞくなんだから
菜見子なみこ 空見子くみこ 聞きこえますか
父ちちは未いまだ 夜よるに眠ねむれず
おまえたちの事こと 想おもい出だしている
一緒issyoにni過suごしたgoshita 時tokiのno長nagaさがsaga
愛aiというものをtoiumonowo 伝tsutaえるとしたらerutoshitara
いつもいないitsumoinai僕bokuがga 愛aiしてないとshitenaito思omoうかいukai
流nagaれるreru涙namidaをwo そっとsotto拭fuいてくれるitekureru
このkono手teのひらがnohiraga 欲hoしくてたまらずshikutetamarazu
側sobaにいないniinai僕bokuをwo 責seめてみるのかいmetemirunokai
菜見子namiko 空見子kumiko 聞kiこえますかkoemasuka
父chichiはha未imaだda 旅tabiのno途中tochuu
翼tsubasaもないのにmonainoni 空soraにni憧akogaれているreteiru
言葉kotobaでde確tashiかめkame合aうこともなくukotomonaku
静shizuかなことがkanakotoga 幸福shiawaseだとしたらdatoshitara
いつもitsumo二人futariにni僕bokuはha 幸福shiawaseをwo待maたせてるtaseteru
幸福shiawaseなのかとnanokato尋tazuねるたびにnerutabini
幸福shiawaseですよとdesuyoto 言葉kotobaをwo返kaeすほどsuhodo
きっとkitto僕bokuのno妻tsumaはha 不幸福fushiawaseにni違chigaいないinai
菜見子namiko 空見子kumiko 聞kiこえますかkoemasuka
父chichiはha未imaだda 徘徊haikaiつづけtsuduke
帰kaeりたいとritaito言iえずにezuni このkono道michi歩aruいているiteiru
愛aiされているとsareteiruto 思omoわなくていいwanakuteii
愛aiしているとshiteiruto 気kiづかなくていいdukanakuteii
どんなにdonnani遠tooくいてもkuitemo 家族kazokuなんだからnandakara
菜見子namiko 空見子kumiko 聞kiこえますかkoemasuka
父chichiはha未imaだda 夜yoruにni眠nemuれずrezu
おまえたちのomaetachino事koto 想omoいi出daしているshiteiru