一年いちねん そして 二年にねん
三年さんねん越ごしの 恋こいは重おもい
捨すてきれず 踏ふみきれず
流ながれのままに 過すぎて
ガラス窓まどの外そとは 雪ゆきに昏こんれて
人ひとの影かげも 渡わたり鳥どりに見みえる
寒さむい あなた 寒さむい
今いまのままでは 凍こごえます
あかあか 燃もえる 暖炉だんろ
両手りょうてを かざしながら想おもう
死しにもせず 生いきもせず
やつれた 影かげのように
風かぜの音おとにまじる 船ふねの霧笛むてき
心細こころぼそい 演歌えんかばかり歌うたう
寒さむい あなた 寒さむい
今いまのままでは 凍こごえます
きびしい 冬ふゆが 似合にあう
しあわせ薄うすい 恋こいであれば
抱いだかれても 別わかれても
春はる待まつ あてもなくて
夜よるがふけて 海うみが泣ないて氷こおる
まるで胸むねが きしむような音おとで
寒さむい あなた 寒さむい
今いまのままでは 凍こごえます
一年ichinen そしてsoshite 二年ninen
三年sannen越goしのshino 恋koiはha重omoいi
捨suてきれずtekirezu 踏fuみきれずmikirezu
流nagaれのままにrenomamani 過suぎてgite
ガラスgarasu窓madoのno外sotoはha 雪yukiにni昏konれてrete
人hitoのno影kageもmo 渡wataりri鳥doriにni見miえるeru
寒samuいi あなたanata 寒samuいi
今imaのままではnomamadeha 凍kogoえますemasu
あかあかakaaka 燃moえるeru 暖炉danro
両手ryouteをwo かざしながらkazashinagara想omoうu
死shiにもせずnimosezu 生iきもせずkimosezu
やつれたyatsureta 影kageのようにnoyouni
風kazeのno音otoにまじるnimajiru 船funeのno霧笛muteki
心細kokorobosoいi 演歌enkaばかりbakari歌utaうu
寒samuいi あなたanata 寒samuいi
今imaのままではnomamadeha 凍kogoえますemasu
きびしいkibishii 冬fuyuがga 似合niaうu
しあわせshiawase薄usuいi 恋koiであればdeareba
抱idaかれてもkaretemo 別wakaれてもretemo
春haru待maつtsu あてもなくてatemonakute
夜yoruがふけてgafukete 海umiがga泣naいてite氷kooるru
まるでmarude胸muneがga きしむようなkishimuyouna音otoでde
寒samuいi あなたanata 寒samuいi
今imaのままではnomamadeha 凍kogoえますemasu