あこがれはそっと妬ねたみに染そまる
僕ぼくら あまりに遠とおすぎる
僕ぼくは視線しせんをずっと逸そらせずにいる
岸辺きしべに舞まう君きみを見みている
そよぐ水際みずぎわをすれすれに飛とんでゆく
その幻まぼろしがギラギラと波なみに浮うかぶ
すくったとしても すぐにこぼれてしまうだろう
声上こえあげ 響ひびかせ 君きみまで 震ふるわせ
その羽はねは夏なつを透すかしている
褐色かっしょくが陽射ひざしを吸すい込こむ
深ふかい森もりの奥おくへ君きみが消きえていく
湿しめる肌はだ スコールが来くる
地ちを這はう僕ぼくはふらふらと影かげを追おう
君きみは風かぜをもひらひらと越こえてゆく
纏まとわりつく汗あせは まるで溶とけ始はじめた蝋ろう
音おとを立たて 降ふる雨あめ 全すべてを 流ながして
声上こえあげ 響ひびかせ 君きみまで 震ふるわせ
あこがれはそっとakogarehasotto妬netaみにmini染soまるmaru
僕bokuらra あまりにamarini遠tooすぎるsugiru
僕bokuはha視線shisenをずっとwozutto逸soらせずにいるrasezuniiru
岸辺kishibeにni舞maうu君kimiをwo見miているteiru
そよぐsoyogu水際mizugiwaをすれすれにwosuresureni飛toんでゆくndeyuku
そのsono幻maboroshiがgaギラギラgiragiraとto波namiにni浮uかぶkabu
すくったとしてもsukuttatoshitemo すぐにこぼれてしまうだろうsugunikoboreteshimaudarou
声上koeaげge 響hibiかせkase 君kimiまでmade 震furuわせwase
そのsono羽haneはha夏natsuをwo透suかしているkashiteiru
褐色kassyokuがga陽射hizaしをshiwo吸suいi込koむmu
深fukaいi森moriのno奥okuへhe君kimiがga消kiえていくeteiku
湿shimeるru肌hada スコsukoールruがga来kuるru
地chiをwo這haうu僕bokuはふらふらとhafurafurato影kageをwo追oうu
君kimiはha風kazeをもひらひらとwomohirahirato越koえてゆくeteyuku
纏matoわりつくwaritsuku汗aseはha まるでmarude溶toけke始hajiめたmeta蝋rou
音otoをwo立taてte 降fuるru雨ame 全subeてをtewo 流nagaしてshite
声上koeaげge 響hibiかせkase 君kimiまでmade 震furuわせwase