ハア…………
涙なみだぬぐって あとふりむけば
遠とおくうすれる 入日いりひ雲ぐも
どうぞ御無事ごぶじで さようなら
呼よんでみたけど つばなの野のづら
花はながこぼれて いるばかり
ハア…………
娘むすめひとりが たよりの親おやを
なんで捨すてらりょ 山やま暮ぐらし
縁ふちがなかった あの人ひとと
道みちをうずめた つばなの花はなを
泣ないて踏ふんでく 影法師かげぼうし
ハア…………
淡あわい思おもい出で うつしたような
花はなの白しろさが 暮くれのこる
駅えきについたろ 今いまごろは
汽車きしゃの灯あかりか 野のづらの果はてで
うるむ夜空よぞらに 月つきがでる
ハアhaa…………
涙namidaぬぐってnugutte あとふりむけばatofurimukeba
遠tooくうすれるkuusureru 入日irihi雲gumo
どうぞdouzo御無事gobujiでde さようならsayounara
呼yoんでみたけどndemitakedo つばなのtsubanano野noづらdura
花hanaがこぼれてgakoborete いるばかりirubakari
ハアhaa…………
娘musumeひとりがhitoriga たよりのtayorino親oyaをwo
なんでnande捨suてらりょteraryo 山yama暮guraしshi
縁fuchiがなかったganakatta あのano人hitoとto
道michiをうずめたwouzumeta つばなのtsubanano花hanaをwo
泣naいてite踏fuんでくndeku 影法師kageboushi
ハアhaa…………
淡awaいi思omoいi出de うつしたようなutsushitayouna
花hanaのno白shiroさがsaga 暮kuれのこるrenokoru
駅ekiについたろnitsuitaro 今imaごろはgoroha
汽車kisyaのno灯akaりかrika 野noづらのdurano果hateでde
うるむurumu夜空yozoraにni 月tsukiがでるgaderu