いつもと同おなじ最終さいしゅう電車でんしゃは
いつもと同おなじホームの端はしへと
いつもと違ちがうのはこの土砂降どしゃぶり
ただ早はやく眠ねむってしまいたかった
上のぼり線せんホームは雨あめのカーテン
その向むこうに立たち尽つくしてる
君きみの瞳ひとみを見みつけたんだ
僕ぼくは思おもわず鼓動こどうを失うしなう
会あえない人ひとがすぐ傍そばにいる
君きみは静しずかに視線しせんをそらした
記憶きおくが目覚めざめぬように
聞きき慣なれた発車はっしゃのベルが響ひびく
見慣みなれた電車でんしゃの扉とびらが閉とじる
呼よび慣なれた君きみの名前なまえを呼よぶ
雨音あまおとの中なかへ全すべて消きえてく
黒くろい空そらを見上みあげる雨宿あまやどりの群むれ
さすらうように歩あるき出だす
どうか雨あめよ降ふり続つづけてくれ
消きえかけた悲かなしみが流ながれてゆく
もう戻もどらない何なにもかもが
蹲うずくまるほど胸むねが痛いたみだす
滲にじむアスファルトの上うえ
いつもとitsumoto同onaじji最終saisyuu電車densyaはha
いつもとitsumoto同onaじjiホhoームmuのno端hashiへとheto
いつもとitsumoto違chigaうのはこのunohakono土砂降dosyabuりri
ただtada早hayaくku眠nemuってしまいたかったtteshimaitakatta
上noboりri線senホhoームmuはha雨ameのnoカkaーテンten
そのsono向muこうにkouni立taちchi尽tsuくしてるkushiteru
君kimiのno瞳hitomiをwo見miつけたんだtsuketanda
僕bokuはha思omoわずwazu鼓動kodouをwo失ushinaうu
会aえないenai人hitoがすぐgasugu傍sobaにいるniiru
君kimiはha静shizuかにkani視線shisenをそらしたwosorashita
記憶kiokuがga目覚mezaめぬようにmenuyouni
聞kiきki慣naれたreta発車hassyaのnoベルberuがga響hibiくku
見慣minaれたreta電車densyaのno扉tobiraがga閉toじるjiru
呼yoびbi慣naれたreta君kimiのno名前namaeをwo呼yoぶbu
雨音amaotoのno中nakaへhe全subeてte消kiえてくeteku
黒kuroいi空soraをwo見上miaげるgeru雨宿amayadoりのrino群muれre
さすらうようにsasurauyouni歩aruきki出daすsu
どうかdouka雨ameよyo降fuりri続tsuduけてくれketekure
消kiえかけたekaketa悲kanaしみがshimiga流nagaれてゆくreteyuku
もうmou戻modoらないranai何naniもかもがmokamoga
蹲uzukumaるほどruhodo胸muneがga痛itaみだすmidasu
滲nijiむmuアスファルトasufarutoのno上ue