小ちいさな窓まどから差さす 仄ほの蒼あおい月つき灯あかり
冷つめたい石壁かべに凭もたれ 重おもい瞼まぶたを閉とじる
絶望ぜつぼうに囚とらわれた心こころ 絡からみつく鎖くさりは
解かいこうと藻も掻がくほど 深ふかく
信しんじられるモノ 集あつめた世界せかいは
容易たやすく嘘うそに呑のまれてく
傷付きずついた翼つばさ もう羽はばたけない
遠とおざかる約束やくそく 壊こわれた儚はかない未来みらい
虚うつろを抱だいたまま 幾千いくせんの夜よるを超こえ
静寂しじまを揺ゆらす風かぜが 永久とわの眠ねむりを覚さます
眩まぶしさの先さきに佇たたずんだ 美うつくしい少女しょうじょは
よく似にた瞳めの色いろをしていた
確たしかなモノなど 何一なにひとつも無ない
脆もろくて曖昧あいまいな場所ばしょで
ふたりは寄より添そい 共ともに夢ゆめを見みる
他愛たあいない約束やくそく 僕ぼくには充分じゅうぶんだった
誰だれもが孤独こどくに 正ただしさを掲かかげ
振ふり翳かざすのが世界せかいなら
僕ぼくの真実しんじつは 僕ぼくの中なかにある
他ほかの誰だれかになど 奪うばえはしない
信しんじたいモノを 信しんじる強つよさで
降ふり注そそぐ矢やを払はらい 飛とべ
この背せの翼つばさが 全すべての敵てきでも
君きみの手てを離はなさず 連つれて行いくよ あの遙はるか故郷そらへ
小chiiさなsana窓madoからkara差saすsu 仄hono蒼aoいi月tsuki灯akaりri
冷tsumeたいtai石壁kabeにni凭motaれre 重omoいi瞼mabutaをwo閉toじるjiru
絶望zetsubouにni囚toraわれたwareta心kokoro 絡karaみつくmitsuku鎖kusariはha
解kaiこうとkouto藻mo掻gaくほどkuhodo 深fukaくku
信shinじられるjirareruモノmono 集atsuめたmeta世界sekaiはha
容易tayasuくku嘘usoにni呑noまれてくmareteku
傷付kizutsuいたita翼tsubasa もうmou羽haばたけないbatakenai
遠tooざかるzakaru約束yakusoku 壊kowaれたreta儚hakanaいi未来mirai
虚utsuろをrowo抱daいたままitamama 幾千ikusenのno夜yoruをwo超koえe
静寂shijimaをwo揺yuらすrasu風kazeがga 永久towaのno眠nemuりをriwo覚saますmasu
眩mabuしさのshisano先sakiにni佇tatazuんだnda 美utsukuしいshii少女syoujoはha
よくyoku似niたta瞳meのno色iroをしていたwoshiteita
確tashiかなkanaモノmonoなどnado 何一nanihitoつもtsumo無naいi
脆moroくてkute曖昧aimaiなna場所basyoでde
ふたりはfutariha寄yoりri添soいi 共tomoにni夢yumeをwo見miるru
他愛taaiないnai約束yakusoku 僕bokuにはniha充分juubunだったdatta
誰dareもがmoga孤独kodokuにni 正tadaしさをshisawo掲kakaげge
振fuりri翳kazaすのがsunoga世界sekaiならnara
僕bokuのno真実shinjitsuはha 僕bokuのno中nakaにあるniaru
他hokaのno誰dareかになどkaninado 奪ubaえはしないehashinai
信shinじたいjitaiモノmonoをwo 信shinじるjiru強tsuyoさでsade
降fuりri注sosoぐgu矢yaをwo払haraいi 飛toべbe
このkono背seのno翼tsubasaがga 全subeてのteno敵tekiでもdemo
君kimiのno手teをwo離hanaさずsazu 連tsuれてrete行iくよkuyo あのano遙haruかka故郷soraへhe