僕ぼくたちの街まちに 雨あめが降ふって来きた
雨あめは降ふっても止とまんでも降ふって 幾日いくにちも続つづいた
やがて 川かわが流ながれて 街まちはふたつに割われた
川かわの向むこう側がわに 彼女かのじょは住すんでいた
大おおきな声こえで土手どてで呼よんでも 彼かれには聞きこえない
ある日ひ 突然とつぜん みんな はなればなれになった
笑わらいながら 泣なきながら 歩あるきながら
探さがしながら 君きみは首飾くびかざりを編あむ
思おもい出でを摘つみながら 贈おくり物もの 君きみは首飾くびかざりを編あむ 今日きょうも
僕ぼくたちの丘おかに 風かぜが吹ふいて来きた
風かぜは何度なんども 何度なんども吹ふいて 幾日いくにちも続つづいた
やがて この現実げんじつを受うけ入いれようと思おもった
笑わらいながら 泣なきながら 歩あるきながら
忘わすれながら 君きみは首飾くびかざりを編あむ
思おもい出でを摘つみながら 贈おくり物もの 君きみは首飾くびかざりを編あむ
荒あれ果はてた 街まちに咲さいた
思おもい出でを摘つみながら 君きみは首飾くびかざりを編あむ
あの人ひとに 最後さいごの贈おくり物もの 君きみは首飾くびかざりを編あむ
丘おかに 悲かなしいことが 悲かなしいまま咲さいていた
嬉うれしいこと その隣となりに咲さけばいい
僕ぼくらの丘おかに つむじ風かぜ 吹ふき抜ぬける
僕bokuたちのtachino街machiにni 雨ameがga降fuってtte来kiたta
雨ameはha降fuってもttemo止tomaんでもndemo降fuってtte 幾日ikunichiもmo続tsuduいたita
やがてyagate 川kawaがga流nagaれてrete 街machiはふたつにhafutatsuni割waれたreta
川kawaのno向muこうkou側gawaにni 彼女kanojoはha住suんでいたndeita
大ooきなkina声koeでde土手doteでde呼yoんでもndemo 彼kareにはniha聞kiこえないkoenai
あるaru日hi 突然totsuzen みんなminna はなればなれになったhanarebanareninatta
笑waraいながらinagara 泣naきながらkinagara 歩aruきながらkinagara
探sagaしながらshinagara 君kimiはha首飾kubikazaりをriwo編aむmu
思omoいi出deをwo摘tsuみながらminagara 贈okuりri物mono 君kimiはha首飾kubikazaりをriwo編aむmu 今日kyouもmo
僕bokuたちのtachino丘okaにni 風kazeがga吹fuいてite来kiたta
風kazeはha何度nandoもmo 何度nandoもmo吹fuいてite 幾日ikunichiもmo続tsuduいたita
やがてyagate このkono現実genjitsuをwo受uけke入iれようとreyouto思omoったtta
笑waraいながらinagara 泣naきながらkinagara 歩aruきながらkinagara
忘wasuれながらrenagara 君kimiはha首飾kubikazaりをriwo編aむmu
思omoいi出deをwo摘tsuみながらminagara 贈okuりri物mono 君kimiはha首飾kubikazaりをriwo編aむmu
荒aれre果haてたteta 街machiにni咲saいたita
思omoいi出deをwo摘tsuみながらminagara 君kimiはha首飾kubikazaりをriwo編aむmu
あのano人hitoにni 最後saigoのno贈okuりri物mono 君kimiはha首飾kubikazaりをriwo編aむmu
丘okaにni 悲kanaしいことがshiikotoga 悲kanaしいままshiimama咲saいていたiteita
嬉ureしいことshiikoto そのsono隣tonariにni咲saけばいいkebaii
僕bokuらのrano丘okaにni つむじtsumuji風kaze 吹fuきki抜nuけるkeru