真夜中まよなかの鬱病うつびょうを蛭ひるに喰くわせて
誰だれもいない廃街はいがいを歩あるいてゆく
冷つめたい草原そうげんで少女しょうじょが死しんでいる
誰だれかが快楽かいらくに飼かわれて
狂くるい咲ざいた罪つみの花はなにかじりつく
脳のうミソの陰かげに蛇じゃの目模様めもようの
血ちだまりが凍こおる絶滅ぜつめつの予感よかん
亡命ぼうめいを企たくらむ渡わたり鳥どりが国境こっきょうを越こえたその瞬間しゅんかん
打うち落おとされた血沫ちしぶきが
世界せかいに赤あかい雨あめを降ふらせた
そんなに血ちが足たりないのなら
殺ころせるだけ殺ころしなよ
ポケットの中なかの空想くうそうが今日きょうも
僕ぼくを迷路めいろに誘さそい込こむ
一錠いちじょうの頭痛薬ずつうやくでそれは
頭痛ずつうを悪化あっかさせるような事こと
瓦礫がれきの山やまの中無数なかむすうの手てが伸のびて
空飛そらとぶ胎児達たいじたちのヘソノオを
掴つかもうとしている 掴つかもうとしている
真夜中まよなかの鬱病うつびょうを蛭ひるに喰くわせて
誰だれもいない廃街はいがいを走はしってゆく
黄色きいろい花園はなぞので男おとこが首くびを吊つる
忍しのび寄よる不安ふあんに駆かられて
月つきにぶら下さがる
足あしが折おれるまで
はらわたがちぎれるまで
心臓しんぞうが止とまるまで
脳のうミソが溶とろけるまで
真夜中mayonakaのno鬱病utsubyouをwo蛭hiruにni喰kuわせてwasete
誰dareもいないmoinai廃街haigaiをwo歩aruいてゆくiteyuku
冷tsumeたいtai草原sougenでde少女syoujoがga死shiんでいるndeiru
誰dareかがkaga快楽kairakuにni飼kaわれてwarete
狂kuruいi咲zaいたita罪tsumiのno花hanaにかじりつくnikajiritsuku
脳nouミソmisoのno陰kageにni蛇jaのno目模様memoyouのno
血chiだまりがdamariga凍kooるru絶滅zetsumetsuのno予感yokan
亡命boumeiをwo企takuraむmu渡wataりri鳥doriがga国境kokkyouをwo越koえたそのetasono瞬間syunkan
打uちchi落oとされたtosareta血沫chishibukiがga
世界sekaiにni赤akaいi雨ameをwo降fuらせたraseta
そんなにsonnani血chiがga足taりないのならrinainonara
殺koroせるだけserudake殺koroしなよshinayo
ポケットpokettoのno中nakaのno空想kuusouがga今日kyouもmo
僕bokuをwo迷路meiroにni誘sasoいi込koむmu
一錠ichijouのno頭痛薬zutsuuyakuでそれはdesoreha
頭痛zutsuuをwo悪化akkaさせるようなsaseruyouna事koto
瓦礫garekiのno山yamaのno中無数nakamusuuのno手teがga伸noびてbite
空飛soratoぶbu胎児達taijitachiのnoヘソノオhesonooをwo
掴tsukaもうとしているmoutoshiteiru 掴tsukaもうとしているmoutoshiteiru
真夜中mayonakaのno鬱病utsubyouをwo蛭hiruにni喰kuわせてwasete
誰dareもいないmoinai廃街haigaiをwo走hashiってゆくtteyuku
黄色kiiroいi花園hanazonoでde男otokoがga首kubiをwo吊tsuるru
忍shinoびbi寄yoるru不安fuanにni駆kaられてrarete
月tsukiにぶらnibura下saがるgaru
足ashiがga折oれるまでrerumade
はらわたがちぎれるまでharawatagachigirerumade
心臓shinzouがga止toまるまでmarumade
脳nouミソmisoがga溶toろけるまでrokerumade