想おもいなくして何なにも生うまれず
意図いとなくして意味いみも生うまれず
ただ生いきるのか…
時代ときを越こえて伝つたわる想おもいは
命いのちの結晶けっしょう
今想いまおもふ
あなたの心こころ
愛あいを失うしなった肉体にくたい
魂たましいさえも腐くさらせる
浮世うきよの世界せかいに
かすかな光ひかり
絶たやす事ことなく
照てらし続つづけたまえ
響ひびき渡わたる篳篥ひちりきのしらべたち
遥はるか彼方かなた
消きえてしまったのだろうか…
時間ときを刻きざむ針はりの音色ねいろは
無情むじょうなほどに美うつくしい
螺旋らせんを描えがく
迫せまり来くる終おわりをただ
静しずかに迎むかえようと
それが人ひとの定さだめと
思おもえるほど
強つよくもなければ
清きよいわけでもない
響ひびき渡わたる嘆なげきの叫さけびたち
いつの日ひにか
天てんに届とどくのだろうか…
流ながれる人々ひとびとの刹那せつなたち
姿すがたを変かえ
どこへたどり着つくだろうか…
激はげしい荒波あらなみと
怖こわいほどの静寂せいじゃくを
繰くり返かえして
今いまを超こえてゆけるだろうか…
犯おかした数多あまたの罪つみたちも
愚おろかささえ
すべて消きえゆくだろうか…
想omoいなくしてinakushite何naniもmo生uまれずmarezu
意図itoなくしてnakushite意味imiもmo生uまれずmarezu
ただtada生iきるのかkirunoka…
時代tokiをwo越koえてete伝tsutaわるwaru想omoいはiha
命inochiのno結晶kessyou
今想imaomoふfu
あなたのanatano心kokoro
愛aiをwo失ushinaったtta肉体nikutai
魂tamashiiさえもsaemo腐kusaらせるraseru
浮世ukiyoのno世界sekaiにni
かすかなkasukana光hikari
絶taやすyasu事kotoなくnaku
照teらしrashi続tsuduけたまえketamae
響hibiきki渡wataるru篳篥hichirikiのしらべたちnoshirabetachi
遥haruかka彼方kanata
消kiえてしまったのだろうかeteshimattanodarouka…
時間tokiをwo刻kizaむmu針hariのno音色neiroはha
無情mujouなほどにnahodoni美utsukuしいshii
螺旋rasenをwo描egaくku
迫semaりri来kuるru終oわりをただwariwotada
静shizuかにkani迎mukaえようとeyouto
それがsorega人hitoのno定sadaめとmeto
思omoえるほどeruhodo
強tsuyoくもなければkumonakereba
清kiyoいわけでもないiwakedemonai
響hibiきki渡wataるru嘆nageきのkino叫sakeびたちbitachi
いつのitsuno日hiにかnika
天tenにni届todoくのだろうかkunodarouka…
流nagaれるreru人々hitobitoのno刹那setsunaたちtachi
姿sugataをwo変kaえe
どこへたどりdokohetadori着tsuくだろうかkudarouka…
激hageしいshii荒波aranamiとto
怖kowaいほどのihodono静寂seijakuをwo
繰kuりri返kaeしてshite
今imaをwo超koえてゆけるだろうかeteyukerudarouka…
犯okaしたshita数多amataのno罪tsumiたちもtachimo
愚oroかささえkasasae
すべてsubete消kiえゆくだろうかeyukudarouka…