一刻一刻いっこくいっこくと時刻とききざむ古時計ふるどけい
苦くるしみ涙流なみだながす虚うつろ目め
彼かれの人生じんせいの始はじまりと同時どうじに上あがった産声うぶごえ
叱しかられればすぐうつくむ
おとなしい子こだったがゆくゆくすくすくと育そだち
友達ともだちと同おなじ この町まちの小しょう・中ちゅう・高こうを経へて大人おとなに
これと言いってとりえこそ無ないが
とても良よかった日頃ひごろの行おこない
またお隣となりとも仲なかが良よく よくしていたお泊とまり
ごく普通ふつうの子こだったが親孝行おやこうこうはそりゃ相当そうとうした
他同様ほかどうよう
大学だいがくは国立こくりつに進学しんがく 独立目指どくりつめざす
まさにいい子この特質とくしつ
そこは歓楽街かんらくがいとは程遠ほどとおい
なんか辛つらいキャンパスライフ
そんな彼かれも就職しゅうしょくは内定ないていなんで これで人生じんせいも安定あんてい
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
朝あさは7時起床しちじきしょう
生いき生いきと今日きょうも目覚めざまし迎むかえる一日いちにちを
明あくる日ひも同おなじ
地元町じもとまちから仕事場しごとばに急いそぐ人ひとの波なみ
入社にゅうしゃし数年すうねんで会社内かいしゃないに
咲さいた愛あいも実みのり洗あらいざらい
気持きもち打うち明あけ勝負しょうぶしゴールイン
上手じょうずに世渡よわたりこなす公務員こうむいん
その後妻ごつまと子こと暮くらそうと
購入こうにゅうした2千万にせんまんぐらいの一軒家いっけんや
はたから見みりゃ暖あたたか幸しあわせ定さだかな
家庭かていだったがその傍かたわらただただ
いつも波風立なみかぜたてず
世間せけんや親おやを安心あんしんさせ明日あしたへ
そんな気持きもちで善心ぜんしんを持もって
エンジン全開ぜんかいで前進ぜんしんしてきた今いま
何なにか足たりない 無意識むいしきに曖昧あいまいな未来みらいを
築きずく事ことにも気付きづく事無ことなく 日ひが沈しずむ
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
野のの草くさのように強つよくて素朴そぼくな努力家どりょくか
孤独感こどくかんとこれまでそそくさ
生いきてきたが ちょっと一人ひとりに
妻つまの緑茶りょくちゃでほっと一息ひといき
ここまでいろんな事ことがあった
短みじかいと言いわれるが長ながかった
振ふり返かえる自分じぶんの足跡あしあと
支ささえてくれたみんなありがとう
我わが子こや孫まごや妻つまへ この愛あいする彼かれらに何なにを伝つたえ
何なにを残のこしてこれたのだろう
身みにしみて感かんじた 後々あとあと
お金かねや土地とちではないが
心こころや愛あいこそ形かたちのない財産ざいさん
本当ほんとうはわかっていたんだ
ただ気付きづかず生いきてきたんだ
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
社会しゃかいという大魔境だいまきょうの波なみに乗のっかり
どんな多忙たぼうもこなし全まっとう
彼かれは自分じぶんの中なかに 何なにを残のこして生いきてきたのだろう
秋色あきいろに枯かれた夕焼ゆうやけ
ふと見上みあげた空そらにうるんだ目め
人ひとはそれぞれ描えがいた未来みらいの中なかに
荷物片手にもつかたてに歩あるいていくだけ
"生いきる"という義務課題ぎむかだいをなんなくこなすが
実じつは何なにが大切たいせつか 彼かれは気付きづかない
喉のどが乾かわいたときにはもう水みずは無ない
一刻一刻ikkokuikkokuとto時刻tokikizaむmu古時計furudokei
苦kuruしみshimi涙流namidanagaすsu虚utsuろro目me
彼kareのno人生jinseiのno始hajiまりとmarito同時doujiにni上aがったgatta産声ubugoe
叱shikaられればすぐうつくむrarerebasuguutsukumu
おとなしいotonashii子koだったがゆくゆくすくすくとdattagayukuyukusukusukuto育sodaちchi
友達tomodachiとto同onaじji このkono町machiのno小syou・中chuu・高kouをwo経heてte大人otonaにni
これとkoreto言iってとりえこそttetoriekoso無naいがiga
とてもtotemo良yoかったkatta日頃higoroのno行okonaいi
またおmatao隣tonariともtomo仲nakaがga良yoくku よくしていたおyokushiteitao泊toまりmari
ごくgoku普通futsuuのno子koだったがdattaga親孝行oyakoukouはそりゃhasorya相当soutouしたshita
他同様hokadouyou
大学daigakuはha国立kokuritsuにni進学shingaku 独立目指dokuritsumezaすsu
まさにいいmasaniii子koのno特質tokushitsu
そこはsokoha歓楽街kanrakugaiとはtoha程遠hodotooいi
なんかnanka辛tsuraいiキャンパスライフkyanpasuraifu
そんなsonna彼kareもmo就職syuusyokuはha内定naiteiなんでnande これでkorede人生jinseiもmo安定antei
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi
朝asaはha7時起床shichijikisyou
生iきki生iきとkito今日kyouもmo目覚mezaましmashi迎mukaえるeru一日ichinichiをwo
明aくるkuru日hiもmo同onaじji
地元町jimotomachiからkara仕事場shigotobaにni急isoぐgu人hitoのno波nami
入社nyuusyaしshi数年suunenでde会社内kaisyanaiにni
咲saいたita愛aiもmo実minoりri洗araいざらいizarai
気持kimoちchi打uちchi明aけke勝負syoubuしshiゴgoールインruin
上手jouzuにni世渡yowataりこなすrikonasu公務員koumuin
そのsono後妻gotsumaとto子koとto暮kuらそうとrasouto
購入kounyuuしたshita2千万nisenmanぐらいのguraino一軒家ikkenya
はたからhatakara見miりゃrya暖atataかka幸shiawaせse定sadaかなkana
家庭kateiだったがそのdattagasono傍katawaらただただratadatada
いつもitsumo波風立namikazetaてずtezu
世間sekenやya親oyaをwo安心anshinさせsase明日ashitaへhe
そんなsonna気持kimoちでchide善心zenshinをwo持moってtte
エンジンenjin全開zenkaiでde前進zenshinしてきたshitekita今ima
何naniかka足taりないrinai 無意識muishikiにni曖昧aimaiなna未来miraiをwo
築kizuくku事kotoにもnimo気付kiduくku事無kotonaくku 日hiがga沈shizuむmu
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi
野noのno草kusaのようにnoyouni強tsuyoくてkute素朴sobokuなna努力家doryokuka
孤独感kodokukanとこれまでそそくさtokoremadesosokusa
生iきてきたがkitekitaga ちょっとchotto一人hitoriにni
妻tsumaのno緑茶ryokuchaでほっとdehotto一息hitoiki
ここまでいろんなkokomadeironna事kotoがあったgaatta
短mijikaいとito言iわれるがwareruga長nagaかったkatta
振fuりri返kaeるru自分jibunのno足跡ashiato
支sasaえてくれたみんなありがとうetekuretaminnaarigatou
我waがga子koやya孫magoやya妻tsumaへhe このkono愛aiするsuru彼kareらにrani何naniをwo伝tsutaえe
何naniをwo残nokoしてこれたのだろうshitekoretanodarou
身miにしみてnishimite感kanじたjita 後々atoato
おo金kaneやya土地tochiではないがdehanaiga
心kokoroやya愛aiこそkoso形katachiのないnonai財産zaisan
本当hontouはわかっていたんだhawakatteitanda
ただtada気付kiduかずkazu生iきてきたんだkitekitanda
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi
社会syakaiというtoiu大魔境daimakyouのno波namiにni乗noっかりkkari
どんなdonna多忙tabouもこなしmokonashi全mattoうu
彼kareはha自分jibunのno中nakaにni 何naniをwo残nokoしてshite生iきてきたのだろうkitekitanodarou
秋色akiiroにni枯kaれたreta夕焼yuuyaけke
ふとfuto見上miaげたgeta空soraにうるんだniurunda目me
人hitoはそれぞれhasorezore描egaいたita未来miraiのno中nakaにni
荷物片手nimotsukatateにni歩aruいていくだけiteikudake
"生iきるkiru"というtoiu義務課題gimukadaiをなんなくこなすがwonannakukonasuga
実jitsuはha何naniがga大切taisetsuかka 彼kareはha気付kiduかないkanai
喉nodoがga乾kawaいたときにはもうitatokinihamou水mizuはha無naいi