ずっとほろ苦にがい想おもい出で 瓶びんの中なか
閉とじ込こめられた泡あわのよう
"越こえられる…"
幼おさない手てで箱はこに全部ぜんぶ詰つめ
暖あたたかい部屋へやに置おいて来きた
本当ほんとうの気持きもちはぎゅっと結むすんだ唇くちびるの奥おく
小ちいさく折おり畳たたんだ
理屈りくつは全すべて解わかってたけれど飲のみ込こめないから
黙だまって睨にらみつけた
溶とけた氷こおりが挫くじけてカラリ音おとたてる
静寂しじまがこぼれ落おち涙なみだ溢あふれだす
ずっと飛とび立たつ日ひをそこで待まっていた
あなたの大おおきな手てから
平行線へいこうせん
分わかってたよ あの日ひの言葉ことば
正ただしくて悔くやしかっただけなの
小ちいさな箱はこは窮屈きゅうくつ過すぎて行いき場ば求もとめて
穴あなを探さがしていた
約束やくそくよりも夢ゆめが欲ほしいと手てを振ふり払はらう
首輪くびわも引ひきちぎった
時ときは物置ものおきの隅すみおき忘わすれたサイダー
幼おさなくて切せつなくて胸むねを締しめ付つける
ずっと変かわれなくて独ひとり立たってるよ
少女しょうじょのあの日ひのままで
これ以上いじょう心配しんぱいなどかけないつもりが
風邪かぜをひいたよなんて呟つぶやいてた
猫ねこが通とおせんぼをして帰かえれず泣ないた日ひも
バカだねと抱だきしめて愛あいをくれた人ひと
ずっと喧嘩けんかしたあの日ひも持もっていた
『本当ほんとうは大好だいすき』の文字もじ
いつまでも顔かおを見みると言いえそうにないけど
届とどけられるといいな
"ありがとう"
ずっとほろzuttohoro苦nigaいi想omoいi出de 瓶binのno中naka
閉toじji込koめられたmerareta泡awaのようnoyou
"越koえられるerareru…"
幼osanaいi手teでde箱hakoにni全部zenbu詰tsuめme
暖atataかいkai部屋heyaにni置oいてite来kiたta
本当hontouのno気持kimoちはぎゅっとchihagyutto結musuんだnda唇kuchibiruのno奥oku
小chiiさくsaku折oりri畳tataんだnda
理屈rikutsuはha全subeてte解wakaってたけれどttetakeredo飲noみmi込koめないからmenaikara
黙damaってtte睨niraみつけたmitsuketa
溶toけたketa氷kooriがga挫kujiけてketeカラリkarari音otoたてるtateru
静寂shijimaがこぼれgakobore落oちchi涙namida溢afuれだすredasu
ずっとzutto飛toびbi立taつtsu日hiをそこでwosokode待maっていたtteita
あなたのanatano大ooきなkina手teからkara
平行線heikousen
分waかってたよkattetayo あのano日hiのno言葉kotoba
正tadaしくてshikute悔kuyaしかっただけなのshikattadakenano
小chiiさなsana箱hakoはha窮屈kyuukutsu過suぎてgite行iきki場ba求motoめてmete
穴anaをwo探sagaしていたshiteita
約束yakusokuよりもyorimo夢yumeがga欲hoしいとshiito手teをwo振fuりri払haraうu
首輪kubiwaもmo引hiきちぎったkichigitta
時tokiはha物置monooきのkino隅sumiおきoki忘wasuれたretaサイダsaidaー
幼osanaくてkute切setsuなくてnakute胸muneをwo締shiめme付tsuけるkeru
ずっとzutto変kaわれなくてwarenakute独hitoりri立taってるよtteruyo
少女syoujoのあのnoano日hiのままでnomamade
これkore以上ijou心配shinpaiなどかけないつもりがnadokakenaitsumoriga
風邪kazeをひいたよなんてwohiitayonante呟tsubuyaいてたiteta
猫nekoがga通tooせんぼをしてsenbowoshite帰kaeれずrezu泣naいたita日hiもmo
バカbakaだねとdaneto抱daきしめてkishimete愛aiをくれたwokureta人hito
ずっとzutto喧嘩kenkaしたあのshitaano日hiもmo持moっていたtteita
『本当hontouはha大好daisuきki』のno文字moji
いつまでもitsumademo顔kaoをwo見miるとruto言iえそうにないけどesouninaikedo
届todoけられるといいなkerarerutoiina
"ありがとうarigatou"