母ははは今いまも 我わが子この帰かえり
ずっと ここで 待まち続つづけている
数かぞえきれぬ時代じだいの涙なみだを 流ながし祈いのっていた
あの罪つみもない弱よわき人ひとびと 苦痛くつうを握にぎりしめた
朱しゅに染そめられた 大地だいちの脈みゃくは
途切とぎれ千切ちぎれ やがて消きえゆく
儚はかない争あらそいが 生うみだす悲かなしみは
この風かぜにのせられ 母ははの胸むねをつらぬいた
旅立たびだつ姿すがた 目めに焼やきついて
離はなれない 今いまもまだ 敢あえなく散ちった
尊とうとい命いのち 永遠とわに夜空よぞらの星ほしになった
幾多いくたの憎にくしみが 渦巻うずまく争あらそいは
幸しあわせを造つくるか 苦くるしみを生うみだすのか
儚はかない争あらそいが 生うみだす悲かなしみは
この風かぜにのせられ 舞まい上あがる
目めを閉とじるのも 怖こわくて夜よるも眠ねむれない
我わが子こを想おもう母ははの祈いのりは 届とどかないまま
母hahaはha今imaもmo 我waがga子koのno帰kaeりri
ずっとzutto ここでkokode 待maちchi続tsuduけているketeiru
数kazoえきれぬekirenu時代jidaiのno涙namidaをwo 流nagaしshi祈inoっていたtteita
あのano罪tsumiもないmonai弱yowaきki人hitoびとbito 苦痛kutsuuをwo握nigiりしめたrishimeta
朱syuにni染soめられたmerareta 大地daichiのno脈myakuはha
途切togiれre千切chigiれre やがてyagate消kiえゆくeyuku
儚hakanaいi争arasoいがiga 生uみだすmidasu悲kanaしみはshimiha
このkono風kazeにのせられninoserare 母hahaのno胸muneをつらぬいたwotsuranuita
旅立tabidaつtsu姿sugata 目meにni焼yaきついてkitsuite
離hanaれないrenai 今imaもまだmomada 敢aえなくenaku散chiったtta
尊toutoいi命inochi 永遠towaにni夜空yozoraのno星hoshiになったninatta
幾多ikutaのno憎nikuしみがshimiga 渦巻uzumaくku争arasoいはiha
幸shiawaせをsewo造tsukuるかruka 苦kuruしみをshimiwo生uみだすのかmidasunoka
儚hakanaいi争arasoいがiga 生uみだすmidasu悲kanaしみはshimiha
このkono風kazeにのせられninoserare 舞maいi上aがるgaru
目meをwo閉toじるのもjirunomo 怖kowaくてkute夜yoruもmo眠nemuれないrenai
我waがga子koをwo想omoうu母hahaのno祈inoりはriha 届todoかないままkanaimama