月明つきあかりの下した くたびれた空あき缶横かんよこたわる路地ろじ
虫むしの声こえが耳障みみざわりな夜よる 連つれもなく僕ぼくは一人ひとり
一度いちどだけ君きみと見みた花火はなび 目映まばゆい光拭ひかりぬぐい去さる風かぜ
蒸むし暑あつい夏なつの終おわりに 夢ゆめが急いそぎ足あしで消きえて行いく
何なにも見みえない
その声こえは聞きこえないよ
もう誰だれも居いない場所ばしょでまた夜よが明あける
濡ぬれた芝しばの上寝転うえねころがる体からだ 汗あせの臭におい
何なにも無ないのに握にぎってみる手ての平ひら
君きみの温度おんどは覚おぼえてる
でも何なにも見みえない
痛いたみすら感かんじないよ
薄うすれる記憶きおくだけがこの胸むねを刺さす
あぁ君きみは酔よい薬ぐすり
もぅ期限きげんが切きれたみたい
目めが醒さめた夏なつの夢ゆめ
もう僕ぼくも居いない
月明tsukiaかりのkarino下shita くたびれたkutabireta空aきki缶横kanyokoたわるtawaru路地roji
虫mushiのno声koeがga耳障mimizawaりなrina夜yoru 連tsuれもなくremonaku僕bokuはha一人hitori
一度ichidoだけdake君kimiとto見miたta花火hanabi 目映mabayuいi光拭hikarinuguいi去saるru風kaze
蒸muしshi暑atsuいi夏natsuのno終oわりにwarini 夢yumeがga急isoぎgi足ashiでde消kiえてete行iくku
何naniもmo見miえないenai
そのsono声koeはha聞kiこえないよkoenaiyo
もうmou誰dareもmo居iないnai場所basyoでまたdemata夜yoがga明aけるkeru
濡nuれたreta芝shibaのno上寝転uenekoroがるgaru体karada 汗aseのno臭nioいi
何naniもmo無naいのにinoni握nigiってみるttemiru手teのno平hira
君kimiのno温度ondoはha覚oboえてるeteru
でもdemo何naniもmo見miえないenai
痛itaみすらmisura感kanじないよjinaiyo
薄usuれるreru記憶kiokuだけがこのdakegakono胸muneをwo刺saすsu
あぁaa君kimiはha酔yoいi薬gusuri
もぅmou期限kigenがga切kiれたみたいretamitai
目meがga醒saめたmeta夏natsuのno夢yume
もうmou僕bokuもmo居iないnai