HUTCH 歌詞 TRIPLANE ふりがな付

「人間にんげん」って書かいてみたなら たったの二文字ふたもじで
「愛あい」や「恋こい」に至いたっては 無論むろん それ以下いか
なのに僕ぼくらはそれすらも不自由ふじゆうで 日夜にちや あくせく
振ふり回まわされ 掻かき乱みだされています

正解せいかいの無ない問といと向むき合あい 裏切うらぎられちゃったりで
幸しあわせ 売うってないか?なんて 捲まくし立たてて
購入こうにゅうして手てにしている奴やつが居いるらしいって聞きいて
そのせいで また 気分きぶんは穏おだやかじゃないんだ

モノクロの情熱じょうねつを絶たやさぬように
灰はいになりかけの希望きぼうを抱だきしめて

軽々かるがるしい匂においで誘さそう君きみで癒いえてる
頭あたまじゃ遮断しゃだんしてるけど 本能ほんのうが受うけ入いれる
セキュリティーは解除かいじょされ 侵入者しんにゅうしゃの思おもうがまま
そんな僕ぼくを連つれ出だしてよ
固かたく閉とざした「僕ぼく」という檻おりの中なかから

教育きょういくされた 僕ぼくら変態へんたいは 働はたらき快楽かいらくを得えて
想像そうぞうの域いきは越こえないが きっと 終身刑しゅうしんけい
なのに僕ぼくらは「いつしか きっと」って祈いのりをヤメない
可能性かのうせいなんてのは 不渡ふわたりになるのが相場そうば

悪わるい予感よかんを断たち切きって 前まえを向むく そんな仕事しごと
「もう限界げんかい」と「まだ挽回ばんかい」の境目さかいめも
裏うらも表おもても無ないけど
かすかな光ひかりが 冷つめたい壁かべの隙間すきまから漏もれてる
明日あしたを信しんじて 敬うやまって 崇あがめ立たてて行いくんだ

「逆立さかだちした幻想げんそう」と嘲笑あざわらうように
現実げんじつが 今日きょうも希望きぼうの首くびを絞しめる

いかがわしいセリフで惑まどわす君きみに飢うえてる
頭あたまじゃ処理しょりし切きれないけど 本能ほんのうが呼よんでる
キャパシティーを広ひろげて その魔法まほうを受うけ入いれるから
散々さんざん 僕ぼくを悩なやませてよ
錆さび付つく前まえにその手てで鍵かぎを壊こわして

意固地いこじになって過去かこをまたいで仁王立におうだち
何故なぜ こんなにも執拗しつように
自分じぶんと対峙たいじして 未来みらいを探さがすの?
ふとした拍子ひょうし 予期よきせぬ形かたちで 背中せなかを押おされ
こじ開あけた扉とびらの向むこうには 何なにも無ない
また新あたらしいスタートに立たつ自分じぶんが居いる

じゃぁね バイバイ また明日あした
誰だれかの歌うたが聴きこえる
遠とおくなる意識いしきの中なかで
ほんの少すこし 笑わらえた

軽々かるがるしい匂においで誘さそう君きみで癒いえてる
頭あたまじゃ遮断しゃだんしてるけど 本能ほんのうが受うけ入いれる
セキュリティーは解除かいじょされ 侵入者しんにゅうしゃの思おもうがまま
そんな僕ぼくを連つれ出だしてよ
固かたく閉とざした「僕ぼく」という檻おりの中なかから
癖くせがついてしまって
歪ゆがんでるけど