君きみが戯たわむれに弾ひく 月光げっこうの
ピアノの音おとの寂さびしさは
別離わかれの刻ときを識しる人ひとの
吐息といきの霜しもか ツィス・モール
芍薬しゃくやくの花はなびらの散ちり際ぎわの
君きみの背筋せすじのいさぎよさ
立たち枯がれてゆく青春せいしゅんの
恋こいの終おわりの 五月闇さつきやみ
いつか君きみの名前なまえを
思おもい出でと呼よぶ日ひが来くるのか
その眼差まなざしも その唇くちびるも
季節きせつの中なかで色褪いろあせてゆくのか
生いきることとは…
姿見すがたみに写うつる君きみの横顔よこがお
窓まどに上弦じょうげんの月つきの色いろ
鏡かがみの中なかのさかさまの
台詞せりふの露つゆか ため息いきか
恋こいとは消きえゆく炎ほむらのことか
とけてゆく氷こおりのことなのか
されば守まもれぬ約束やくそくを
涙なみだひとつで 弔とむらうか
いつか君きみの 笑顔えがおを
思おもい出だせぬ日ひが 来くるのか
あのときめきも この悲かなしみも
時ときの流ながれに 埋うもれてゆくのか
しあわせとは…
君kimiがga戯tawamuれにreni弾hiくku 月光gekkouのno
ピアノpianoのno音otoのno寂sabiしさはshisaha
別離wakareのno刻tokiをwo識shiるru人hitoのno
吐息toikiのno霜shimoかka ツィスtsisu・モmoールru
芍薬syakuyakuのno花hanaびらのbirano散chiりri際giwaのno
君kimiのno背筋sesujiのいさぎよさnoisagiyosa
立taちchi枯gaれてゆくreteyuku青春seisyunのno
恋koiのno終oわりのwarino 五月闇satsukiyami
いつかitsuka君kimiのno名前namaeをwo
思omoいi出deとto呼yoぶbu日hiがga来kuるのかrunoka
そのsono眼差manazaしもshimo そのsono唇kuchibiruもmo
季節kisetsuのno中nakaでde色褪iroaせてゆくのかseteyukunoka
生iきることとはkirukototoha…
姿見sugatamiにni写utsuるru君kimiのno横顔yokogao
窓madoにni上弦jougenのno月tsukiのno色iro
鏡kagamiのno中nakaのさかさまのnosakasamano
台詞serifuのno露tsuyuかka ためtame息ikiかka
恋koiとはtoha消kiえゆくeyuku炎homuraのことかnokotoka
とけてゆくtoketeyuku氷kooriのことなのかnokotonanoka
さればsareba守mamoれぬrenu約束yakusokuをwo
涙namidaひとつでhitotsude 弔tomuraうかuka
いつかitsuka君kimiのno 笑顔egaoをwo
思omoいi出daせぬsenu日hiがga 来kuるのかrunoka
あのときめきもanotokimekimo このkono悲kanaしみもshimimo
時tokiのno流nagaれにreni 埋uもれてゆくのかmoreteyukunoka
しあわせとはshiawasetoha…