風かぜに漂ただよう蜘蛛くもの糸いと 木漏こもれ日びに光ひかる
春はるの日ひの蝶ちょうのように ふわりと花片はなびら
言葉ことば足たらずより言葉ことば過すぎる方ほうが
心こころに痛いたい
言いわぬ事ことよりも言いえぬ言ことの葉はが
胸むねを焼やく
糸遊かげろうゆらり
風かぜに抗あらがう術すべもなく 思おもいに声こえもなく
密ひそかに身みを焦こがす 片恋かたこいの螢ほたる
見みえるものならば 見みせもしようもの
心こころは見みえず
触ふれられるならば 触ふれもするものを
届とどかぬ思おもい
糸遊かげろうゆらり
夢ゆめに見みるだけで 構かまわないのなら
傷きずつきもせず
捨すてられるならば 護まもらないものを
愛いとしき矛盾むじゅん
糸遊かげろうゆらり
糸遊かげろうゆらり
糸遊かげろうゆらり
風kazeにni漂tadayoうu蜘蛛kumoのno糸ito 木漏komoれre日biにni光hikaるru
春haruのno日hiのno蝶chouのようにnoyouni ふわりとfuwarito花片hanabira
言葉kotoba足taらずよりrazuyori言葉kotoba過suぎるgiru方houがga
心kokoroにni痛itaいi
言iわぬwanu事kotoよりもyorimo言iえぬenu言kotoのno葉haがga
胸muneをwo焼yaくku
糸遊kagerouゆらりyurari
風kazeにni抗aragaうu術subeもなくmonaku 思omoいにini声koeもなくmonaku
密hisoかにkani身miをwo焦koがすgasu 片恋katakoiのno螢hotaru
見miえるものならばerumononaraba 見miせもしようものsemoshiyoumono
心kokoroはha見miえずezu
触fuれられるならばrerarerunaraba 触fuれもするものをremosurumonowo
届todoかぬkanu思omoいi
糸遊kagerouゆらりyurari
夢yumeにni見miるだけでrudakede 構kamaわないのならwanainonara
傷kizuつきもせずtsukimosezu
捨suてられるならばterarerunaraba 護mamoらないものをranaimonowo
愛itoしきshiki矛盾mujun
糸遊kagerouゆらりyurari
糸遊kagerouゆらりyurari
糸遊kagerouゆらりyurari