暇な夜、雨が降る 歌詞 ウルトラタワー ふりがな付

つけっぱなしの電気でんきと
耳障みみざわりなゲームのサウンド
暑苦あつくるしく汗あせばんで目覚めざめた真夜中まよなか

だるい体からだ引ひきずって 閉しめ切きった窓まどを開ひらいて
誰だれも居いない街並まちなみを眺ながめている

嘘うそのように 昼間ひるまの蝉せみは鳴なき止やんでて
君きみとの事こととか思おもい出だしているよ

可笑おかしいな 忘わすれられたと思おもってたのに
今いまは君きみがこの胸むねの中なか 少すこしも離はなれない

夢ゆめを 夢ゆめを 見みてしまった
そばに居いるだけの些細ささいな夢ゆめ

それすら それすら 叶かなわない君きみは居いない
思おもい出での隅すみでただ笑わらうだけ

降ふりっぱなしの大雨おおあめ
要いらなくなった大おおきいバッグ
映画えいがでも見みようかあの夏なつのこと

夕暮ゆうぐれ過すぎ雨上あめあがり 積つみ上あがったDVD
晴はれなくて良よかったと笑わらい合あった

何なにもない 平凡へいぼんな日ひに溢あふれている
だらけてしまうような時間じかんでさえも

君きみとなら 特別とくべつのように感かんじられた
僕ぼくはそっと遠とおい街まちの空そら眺ながめる 独ひとり