隠かくれた月つきの向むこう側がわ
一本いっぽんの木きに横よこたわる
はじめから影かげはあったけど
見みえぬままにさようなら
8月がつは声こえをあげて泣なく
愉たのしくて嬉うれしくて泣なく
細ほそく痺しびれたふたつの足あしが
砂すなの熱あつさに負まけて泣なく
言葉ことばの波なみに呑のまれては
触ふれ合あう腕うでだけが優やさしさ
明あかるいところへ行いきたくて
寂さびしいあなたのお隣となりへ
夜光虫やこうちゅうの人生じんせいか
誰だれかを照てらす人生じんせいか
誰だれかの言葉借ことばかりるなら
全すべてをすくえはしないけど
陰鬱いんうつな雲くもの上うえまでも
生うまれたままでのぼってゆけ
いちどきりだからきいていて
いちどきりだからきいていて
高たかく遠とおくまで飛とびたくて
優やさしいあなたのお隣となりへ
夜光虫やこうちゅうの人生じんせいか
海うみの底そこで終おわるのか
眩まばゆい星ほしになりたくて
寂さびしいあなたを照てらすため
暗くらがりで夢ゆめを見みる
明あかるい場所ばしょじゃ光ひかれない
隠kakuれたreta月tsukiのno向muこうkou側gawa
一本ipponのno木kiにni横yokoたわるtawaru
はじめからhajimekara影kageはあったけどhaattakedo
見miえぬままにさようならenumamanisayounara
8月gatsuはha声koeをあげてwoagete泣naくku
愉tanoしくてshikute嬉ureしくてshikute泣naくku
細hosoくku痺shibiれたふたつのretafutatsuno足ashiがga
砂sunaのno熱atsuさにsani負maけてkete泣naくku
言葉kotobaのno波namiにni呑noまれてはmareteha
触fuれre合aうu腕udeだけがdakega優yasaしさshisa
明akaるいところへruitokorohe行iきたくてkitakute
寂sabiしいあなたのおshiianatanoo隣tonariへhe
夜光虫yakouchuuのno人生jinseiかka
誰dareかをkawo照teらすrasu人生jinseiかka
誰dareかのkano言葉借kotobakaりるならrirunara
全subeてをすくえはしないけどtewosukuehashinaikedo
陰鬱inutsuなna雲kumoのno上ueまでもmademo
生uまれたままでのぼってゆけmaretamamadenobotteyuke
いちどきりだからきいていてichidokiridakarakiiteite
いちどきりだからきいていてichidokiridakarakiiteite
高takaくku遠tooくまでkumade飛toびたくてbitakute
優yasaしいあなたのおshiianatanoo隣tonariへhe
夜光虫yakouchuuのno人生jinseiかka
海umiのno底sokoでde終oわるのかwarunoka
眩mabayuいi星hoshiになりたくてninaritakute
寂sabiしいあなたをshiianatawo照teらすためrasutame
暗kuraがりでgaride夢yumeをwo見miるru
明akaるいrui場所basyoじゃja光hikaれないrenai