あなたのことを思おもうと
ほんの少すこし胸むねが痛いたむのは
まだ燃もえ滓かすが心こころの
底そこの辺あたりに残のこっているから
見慣みなれた道端みちばたに
溶とけ忘わすれて光ひかる雪ゆき
一日いちにちが、一月いちがつが 一年いちねんが過すぎて、
また流ながれてゆくけど
あなたがそこにいるだけで、
とても優やさしくなれたの
あなたの腕うでは温あたたかで、
とても静しずかになれたの
冬ふゆから春はるへと向むかう
晴はれた午後ごごに花はなびらが踊おどる
一瞬いっしゅんで消きえるために降ふる
儚はかない雪ゆきのような思おもい出で
二人ふたりでいることが当あたり前まえだった日々ひびが
思おもうより特別とくべつな季節きせつだったんだと
後あとになって気きがつく
ここにあなたがいるなら、
笑わらおうとして泣なくだろう
もしもあなたに出会であえても
遠とおくからそっと見送みおくろう
あの頃ころと現在げんざいの間あいだに、見みえない亀裂きれつがあるから
まだ一人ひとりでは渡わたれない
あなたがそこにいるだけで…
あなたの腕うでは温あたたかで、
とても優やさしくなれたの
手てのひらから飛とび立たってく
思おもい出でをいま見送みおくろう
あなたのことをanatanokotowo思omoうとuto
ほんのhonno少sukoしshi胸muneがga痛itaむのはmunoha
まだmada燃moえe滓kasuがga心kokoroのno
底sokoのno辺ataりにrini残nokoっているからtteirukara
見慣minaれたreta道端michibataにni
溶toけke忘wasuれてrete光hikaるru雪yuki
一日ichinichiがga、一月ichigatsuがga 一年ichinenがga過suぎてgite、
またmata流nagaれてゆくけどreteyukukedo
あなたがそこにいるだけでanatagasokoniirudakede、
とてもtotemo優yasaしくなれたのshikunaretano
あなたのanatano腕udeはha温atataかでkade、
とてもtotemo静shizuかになれたのkaninaretano
冬fuyuからkara春haruへとheto向muかうkau
晴haれたreta午後gogoにni花hanaびらがbiraga踊odoるru
一瞬issyunでde消kiえるためにerutameni降fuるru
儚hakanaいi雪yukiのようなnoyouna思omoいi出de
二人futariでいることがdeirukotoga当aたりtari前maeだったdatta日々hibiがga
思omoうよりuyori特別tokubetsuなna季節kisetsuだったんだとdattandato
後atoになってninatte気kiがつくgatsuku
ここにあなたがいるならkokonianatagairunara、
笑waraおうとしてoutoshite泣naくだろうkudarou
もしもあなたにmoshimoanatani出会deaえてもetemo
遠tooくからそっとkukarasotto見送miokuろうrou
あのano頃koroとto現在genzaiのno間aidaにni、見miえないenai亀裂kiretsuがあるからgaarukara
まだmada一人hitoriではdeha渡wataれないrenai
あなたがそこにいるだけでanatagasokoniirudakede…
あなたのanatano腕udeはha温atataかでkade、
とてもtotemo優yasaしくなれたのshikunaretano
手teのひらからnohirakara飛toびbi立taってくtteku
思omoいi出deをいまwoima見送miokuろうrou