昨日きのう おふくろの夢ゆめをみた
赤あかいガラスの 風鈴ふうりんが
物干台ものほしだいで ゆれてたぜ
家いえを出でた時とき そのままさ
エプロン姿すがたの おふくろは
人待ひとまち顔がおで 庭にわに出でていた
いいや 俺おれはふるさとへ
帰かえりたくない 帰かえらない
今日きょうは なんだか気きがめいる
親父おやじの電話でんわの せいなんだ
元気げんきでいるかの 一ひと言ことが
親父おやじらしくも ないからさ
なぐられたくなる 時ときがある
自分じぶんがなぜか いやになるんだ
いいや 俺おれはふるさとへ
帰かえりたくない 帰かえらない
故郷くにの なまりがなつかしい
おんなと 酒さけを飲のんできた
また逢あうことも ないだろう
名前なまえを云いわぬ 俺おれだもの
都会とかいでさまよう 蛍火ほたるびよ
心細こころぼそいと 飛とんでくるなよ
いいや 俺おれはふるさとへ
帰かえりたくない 帰かえらない
昨日kinou おふくろのofukurono夢yumeをみたwomita
赤akaいiガラスgarasuのno 風鈴fuurinがga
物干台monohoshidaiでde ゆれてたぜyuretetaze
家ieをwo出deたta時toki そのままさsonomamasa
エプロンepuron姿sugataのno おふくろはofukuroha
人待hitomaちchi顔gaoでde 庭niwaにni出deていたteita
いいやiiya 俺oreはふるさとへhafurusatohe
帰kaeりたくないritakunai 帰kaeらないranai
今日kyouはha なんだかnandaka気kiがめいるgameiru
親父oyajiのno電話denwaのno せいなんだseinanda
元気genkiでいるかのdeirukano 一hiとto言kotoがga
親父oyajiらしくもrashikumo ないからさnaikarasa
なぐられたくなるnaguraretakunaru 時tokiがあるgaaru
自分jibunがなぜかganazeka いやになるんだiyaninarunda
いいやiiya 俺oreはふるさとへhafurusatohe
帰kaeりたくないritakunai 帰kaeらないranai
故郷kuniのno なまりがなつかしいnamariganatsukashii
おんなとonnato 酒sakeをwo飲noんできたndekita
またmata逢aうこともukotomo ないだろうnaidarou
名前namaeをwo云iわぬwanu 俺oreだものdamono
都会tokaiでさまようdesamayou 蛍火hotarubiよyo
心細kokorobosoいとito 飛toんでくるなよndekurunayo
いいやiiya 俺oreはふるさとへhafurusatohe
帰kaeりたくないritakunai 帰kaeらないranai