道化師のボレロ 歌詞 小林幸子 ふりがな付

ブランコ乗のりの 花形はながたスターに
サーカス一座いちざの 道化師ピエロが恋こいをした
テントの空そらを 一緒いっしょに飛とびたくて
登のぼってみたけど 飛とぶに飛とべない
だって 道化師ピエロは高所こうしょ恐怖症きょうふしょう
足あしがすくんで 動うごけない
山高帽やまたかぼうに 燕尾服えんびふく
ペット片手かたてに歌うたう
ボレロ ボレロ ボレロ 道化師ピエロのボレロ
ボレロ ボレロ ボレロ 道化師ピエロのボレロ

あの娘こといつか ダンスパーティーに
その日ひの姿すがたを 道化師ピエロは夢ゆめに見みる
ジンタの曲きょくに ひとり乗のりながら
ステップ踏ふんでも 絵えにはならない
だって道化師ピエロの 靴くつは破やぶれ靴くつ
タップダンスは 踊おどれない
素通すどおし眼鏡めがねに 赤あかい鼻はな
月つきの光ひかりに歌うたう
ボレロ ボレロ ボレロ 道化師ピエロのボレロ
ボレロ ボレロ ボレロ 道化師ピエロのボレロ

笑わらいを他人ひとに 振ふりまくけれど
涙なみだが詰つまった 道化師ピエロの胸むねン中なか
町まちから町まちへ 一緒いっしょに旅たびしても
心こころの想おもいを 伝つたえ切きれない
だって道化師ピエロは いつもおどけ役やく
愛あいの言葉ことばは 似合にあわない
ダボダボシャツに 吊つりズボン
破やぶれテントで歌うたう
ボレロ ボレロ ボレロ 道化師ピエロのボレロ
ボレロ ボレロ ボレロ 道化師ピエロのボレロ…