まずまず初はじめは小ちいさな声こえで
アドバギ アドバグ シンナ シンナ
寝ねている妖精ようせい 起おこさぬように
アドバギ アドバグ シンナ シンナ
籐とうの椅子いすにも 午後ごごが来きて
杏あんずの枝えだの影かげが揺ゆれます
水蜜桃すいみつとうの罐詰かんづめの
淡雪めれんげの雪ゆき 溶とけだしました
ぱく ぱく 夢ゆめを食たべる貘ばく
ぱく ぱく 貘ばくを食たべてしまった
あなたと私わたし
アドバギ アドバグ シンナ シンナ
明日あしたはきっと きっと 不ふ幸福しあわせ
銀ぎんのフォークで つき刺さした
枇杷びわが汗あせかき嘆なげいています
種たねの大おおきな 果物くだものは
産毛うぶげも甘あまく 傷きずつきやすい
ぱく ぱく 夢ゆめを食たべる貘ばく
ぱく ぱく 貘ばくを食たべてしまった
あなたと私わたし
アドバギ アドバグ シンナ シンナ
呪文じゅもんもきっと きっと 効きかないわ
ぱく ぱく 夢ゆめを食たべる貘ばく
ぱく ぱく 貘ばくを食たべてしまった
あなたと私わたし
アドバギ アドバグ シンナ シンナ
明日あしたはきっと きっと さよならね
まずまずmazumazu初hajiめはmeha小chiiさなsana声koeでde
アドバギadobagi アドバグadobagu シンナshinna シンナshinna
寝neているteiru妖精yousei 起oこさぬようにkosanuyouni
アドバギadobagi アドバグadobagu シンナshinna シンナshinna
籐touのno椅子isuにもnimo 午後gogoがga来kiてte
杏anzuのno枝edaのno影kageがga揺yuれますremasu
水蜜桃suimitsutouのno罐詰kandumeのno
淡雪merengeのno雪yuki 溶toけだしましたkedashimashita
ぱくpaku ぱくpaku 夢yumeをwo食taべるberu貘baku
ぱくpaku ぱくpaku 貘bakuをwo食taべてしまったbeteshimatta
あなたとanatato私watashi
アドバギadobagi アドバグadobagu シンナshinna シンナshinna
明日ashitaはきっとhakitto きっとkitto 不fu幸福shiawase
銀ginのnoフォfoークkuでde つきtsuki刺saしたshita
枇杷biwaがga汗aseかきkaki嘆nageいていますiteimasu
種taneのno大ooきなkina 果物kudamonoはha
産毛ubugeもmo甘amaくku 傷kizuつきやすいtsukiyasui
ぱくpaku ぱくpaku 夢yumeをwo食taべるberu貘baku
ぱくpaku ぱくpaku 貘bakuをwo食taべてしまったbeteshimatta
あなたとanatato私watashi
アドバギadobagi アドバグadobagu シンナshinna シンナshinna
呪文jumonもきっとmokitto きっとkitto 効kiかないわkanaiwa
ぱくpaku ぱくpaku 夢yumeをwo食taべるberu貘baku
ぱくpaku ぱくpaku 貘bakuをwo食taべてしまったbeteshimatta
あなたとanatato私watashi
アドバギadobagi アドバグadobagu シンナshinna シンナshinna
明日ashitaはきっとhakitto きっとkitto さよならねsayonarane