夕焼ゆうやけまぶしい 坂道さかみちを
石蹴いしけりしながら 歩あるいてた
垣根かきねに咲さいてた つる?薔薇ばらを
ひと枝えだつまんで トグ刺さした
ハンカチ裂さいて 包帯ほうたいまいて
痛いたくないおまじない してくれた
兄にいさんみたいな 人ひとだった
幼おさなごころに 恋こいだと知しって
うしろ姿すがたを 見みつめてた
あのとき私わたしは 15才さい
遊あそんで帰かえりの 駅えきの前まえ
雨あまだれ数かぞえて 雨あまやどり
電信柱でんしんばしらの はね水みずが
かかとの中なかまで しみてきた
思おもわず泪なみだ こぼれた時ときに
ほほえんで雨傘あまがさを さしかけた
兄にいさんみたいな 人ひとだった
幼おさなごころに 恋こいだと知しって
胸むねで好すきさだと つぶやいた
あのとき私わたしは 15才さい
夕焼yuuyaけまぶしいkemabushii 坂道sakamichiをwo
石蹴ishikeりしながらrishinagara 歩aruいてたiteta
垣根kakineにni咲saいてたiteta つるtsuru?薔薇baraをwo
ひとhito枝edaつまんでtsumande トグtogu刺saしたshita
ハンカチhankachi裂saいてite 包帯houtaiまいてmaite
痛itaくないおまじないkunaiomajinai してくれたshitekureta
兄niiさんみたいなsanmitaina 人hitoだったdatta
幼osanaごころにgokoroni 恋koiだとdato知shiってtte
うしろushiro姿sugataをwo 見miつめてたtsumeteta
あのときanotoki私watashiはha 15才sai
遊asoんでnde帰kaeりのrino 駅ekiのno前mae
雨amaだれdare数kazoえてete 雨amaやどりyadori
電信柱denshinbashiraのno はねhane水mizuがga
かかとのkakatono中nakaまでmade しみてきたshimitekita
思omoわずwazu泪namida こぼれたkoboreta時tokiにni
ほほえんでhohoende雨傘amagasaをwo さしかけたsashikaketa
兄niiさんみたいなsanmitaina 人hitoだったdatta
幼osanaごころにgokoroni 恋koiだとdato知shiってtte
胸muneでde好sukiさだとsadato つぶやいたtsubuyaita
あのときanotoki私watashiはha 15才sai